日曜日は打ち合わせの前に下北沢のりゅう亭さんで、大倉順憲さんプロデュースの落語会。出演は桂三木男さん。ツーブロックのサラブレッド落語家さんは妙齢32歳。洒脱な芸だと、感じた。と言っても、洒脱ってなんだと聞かれると困るが。

 

「崇徳院」は長屋の熊さんが恋煩いした若旦那を励ます話だが、恋の出会いの場として、上野にある清水寺と彼女が落としていった「せをはやみ」の句が登場する。この句を読んだ人の名前である「崇徳院」が演目のタイトルなわけだ。ちなみに、崇徳天皇は「平清盛」の時に、新さんが演じていた人だ。

 

一番、好きだったのは「三方一両損」で、大工と左官屋、大工の大家と左官屋の大家と四人を演じ分け、結末はお白砂で大岡裁き。(本人が言われて嬉しいかはともかくとして)、三木男さんは私がはまって見ていた東山くんの大岡越前にそっくりで、あたしゃ嬉しいよ、なのである。このように落語に詳しくない私は、ただ、ただ、ミーハーに徹している。

 

これが上野にある「清水の舞台」

 

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