いやいや、お久しぶりです。
ここまでご無沙汰すると、敷居が高くなったような気がして書きにくくなるものですね。
などと言っているとこのまま放置してしまいそうなので復活です。
八月発売の『ダ・ヴィンチ』、特集が宮部みゆきでしたよね。
ふだん雑誌は買わないのですが、なんとなく軽いものが読みたくなって購入しました。
そのなかに、書評家や一般読者の選ぶ宮部みゆきのベスト作品というアンケート結果が載っていました。
一位は『火車』。私もこれがベストだと思っているので納得しつつ、色々な人の感想なんかを読んでいたらムラムラと再読熱が高まってきてしまいました。
実家にあるのですが、わざわざ送ってもらうのも面倒なので書店で『火車』と『理由』を購入。
それらを読んだ後に、我が家にあった『楽園』と『おそろし』、『震える岩』を続けて読了。
基本的に同じ作家の本を続けては読まないタイプなので、ひとりの作家の本を五作も一気に読んだのは初めてです。
二度とするまいと思いました。飽きます。やっぱりパターンみたいなものがあって、それに飽きちゃいますね。
なにはともあれ、『火車』はやっぱり面白かったです。
ミステリー小説を読む人のうちで、読んだことのない人の方が少ないんじゃないかというほど評価が高い作品ですが、再読に耐えられるミステリーってなかなかないですよね。未読の方は是非。
内容は、借金に人生を歪められた女と、その犯罪を暴こうとする刑事を描いた社会派ミステリーです。
1992年に書かれた小説ですが、現在でも違和感なく読める普遍性があります。
前に読んだのは十代の頃だったのですが、三十過ぎて読むと以前とはやっぱり感じ方が違います。うん。再読もオススメしますよ。
『理由』も再読です。
あるマンションの一室で起こった殺人事件の真相を、ルポルタージュ風に綴ったミステリー小説です。
十分面白いのですが、個人的には『火車』みたいに一本ぴしっと筋が通っているというか、焦点がひとつに絞れているような作品の方が好きなので、ちょっと微妙です。
読んでいるあいだは面白いのだけれど、あれもこれもと詰め込まれている感があって、読後の印象が曖昧です。宮部作品にはよくあることですが。
残りの感想はまた明日。
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