秋葉原の事件のせいでか、夢見が悪く、目覚めも最悪でした。
怖いと言っているしかない自分が歯がゆいですが、どうすればいいのか全然わからない。
で。タイトルとは関係ないのですが…。
またやってしまいました。
「シリーズものを途中から読んでしまいました パート2」
『クドリャフカの順番』です。はぁ~。
しかしながら、なかなか面白く読めました。
以前から気になっていた米澤さんの本です。
『氷菓』『愚者のエンドロール』に続く、「古典部シリーズ」の第三作です。
『クドリャフカの順番』は主人公たちの通う高校の学園祭のお話です。
上の2冊を読んでいなければわからない、という本ではありませんでしたが、古典部が文化祭のために販売する文集の名が『氷菓』で、上の『氷菓』事件のレポート(?)のようなのです。
だから、そこは損したなぁと思いましたが、決して「一見さんお断り」のお話ではなく、なかなか楽しめました。(4人の関係ははっきりとはわかりませんでしたが、あんまり興味がなかったから…。)
文化祭を前に、古典部には大問題が。30部もあればよかったはずの文集『氷菓』を、誤って200部も刷ってしまったのだ。校舎の片隅の地理講義室で、いかにしてこの文集を売ったものか、頭を悩ませる4人の部員たち。
そんな中、文化祭の最中に相次いで盗難事件が起こる。だが、盗まれたのはタロットカードの「運命の輪」に碁石に水鉄砲…と奇妙なものばかり。
古典部部員は、古典部の名を挙げて文集の完売を目ざそうと事件の謎に挑む。
ミステリーとしては、軽くて害がないといったところですが、高校の文化祭の雰囲気が楽しかった。
古典部4人の一人称が順々に変わっていき、すらすら読めます。
文化祭の3日間の時間がとても自然に流れていって、チャイムの音や机の質感までが思い起こされて懐かしい(笑)
犯行のいわゆる「動機」にかかわってくる部分は弱いし、「それだけやってなんだったんだ」という疑問もないではないですが、青春時代ってそういう労力がかかるのに無駄なことってやるから、まあいいかって気もします。
なんだかこう、「上手だなぁ」という印象でした。
頭で書いた本という感じ(当たり前ですけれど)。
ああ、それから、折木くんのお姉さんはあまりにも都合のいい謎の人でしたが、シリーズ通してそういう設定なのかしら。
クドリャフカの順番―「十文字」事件/米澤 穂信

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