クロヤギです。
ヤフーニュースで見たのですが、集英社文庫で太宰治『人間失格』の表紙絵をかえたところ、異例の売れ行きだそうです。
新しい表紙絵を描いたのは『DEATH NOTE』を描いた漫画家小畑健。
こんな表紙。
- 人間失格 (集英社文庫)/太宰 治
- ¥270
- Amazon.co.jp
これまで何度も、この手の漫画絵の表紙に関しては「大人の手に取れるものにしてくれ」と書いているクロヤギですが、これに関しては賛成半分反対半分。
賛成の理由は、これがきっかけで今まで読まなかったジャンルの本を読む人が増えるたらいいことだろうと思うから。
『人間失格』なら集英社文庫のものしか手に入れられないわけではないので、大人が手に取るにはちょっと、という問題もないし。
反対の理由は、この絵が本の内容とあってないんじゃないかしらってこと。
読んだ方はそう感じると思うけどいかがかしら?
漫画絵だからあってないってことじゃなくて、この絵から受けるイメージと物語自体のイメージが違うってことです。
実物を見ていないのですが、ネットの画像を見る限りそう思います。
じゃあ、誰の絵ならいいのか。
考えてみました。
まず、ふだん漫画を読んでいる若い人たちに手にとってもらうためなんだから、売れているマンガ家の絵じゃないと駄目ですよね。
でもクロヤギは最近の売れている漫画にあまり詳しくないのです。
難しい。
まず思いついたのは井上雄彦。
『SLAM DUNK』や『バガボンド』の人ですね。
でも、これではたんに井上雄彦なら絵がうまいから、なんか人目を引いて尚かつ内容にあった絵を描いてくれるんじゃないの、って感じの選択だ。
安易だ。
少女漫画ではどうかしら。
でも、最近の少女漫画はかわいくて明るい絵が多いような気がします。
あえてあげるなら今市子かな。
『百鬼夜行抄』という漫画(おもしろいですよ)を描いている人です。
でも、知名度は微妙かしら?
うーんうーん…。
煮詰まってきました。
今のところ、クロヤギの中で最有力候補は冨樫義博です。
『幽☆遊☆白書』や『HUNTER×HUNTER』を描いた人ですが、それらの絵ではなくて『レベルE』のときの絵ならあうのではないかしら。
といっても、『レベルE』が手元にないので本当にあうかは分からないのですが…。
…あ、でも、『レベルE』のときの冨樫義博の絵を見て、「あ、これは!」と思って手にとる若い人ってどれくらいいるのかしら…。
うーんうーん…。
あ、ちなみに『レベルE』はこんなの↓です。
- レベルE (Vol.1)/冨樫 義博
- 結論のでないまま終わります…。
- 百鬼夜行抄 (1)/今 市子
- ¥620
- Amazon.co.jp
不思議でこわくて美しい妖怪漫画です。