東京湾奥お台場での黒鯛釣り | 幕末ヤ撃団

幕末ヤ撃団

勝者に都合の良い歴史を作ることは許さないが、敗者に都合良い歴史を作ることも許しません!。
勝者だろうが敗者だろうが”歴史を作ったら、単なる捏造”。
それを正していくのが歴史学の使命ですから。

 ゴールデンウィーク連休に入りました。しかし、同人誌新刊作成も連休中に進めなければなりません。割と暇がないなぁ(苦笑)。

とはいえ、せっかくの連休ですから一日二日ぐらいは遊んでもええじゃろうということで、最初の日にお台場へ夜釣りに行ってきた次第です。

 場所は東京湾奥・お台場の水の広場公園西エリアです。

 

 ハーブ茶とコーヒー好きなので、御茶特有の利尿効果によってトイレのある釣り場でないと釣りができないのでござるよ(苦笑)。この日の潮は中潮。満潮は午後7時30分頃です。中潮はいいとして、満潮が7時頃というのが難点で、夕まずめ狙いから夜釣りを考えた場合、潮が鈍って止まる6時後半から8時半ぐらいの間が釣りずらく、しかもこの時間に夕まずめのチャンスタイムも入ってしまっている。潮が流れていないと魚は餌を追わないので釣れないのですよ。案の定、釣り始めた午後5時頃から7時頃までは大苦戦していました。

 釣り始め直後に海を覗くと、大きな魚体がときどき見えます。30㎝前後の魚体なので、最初はセイゴ(スズキ)の群かと思い、期待して釣り始めました。仕掛けはいつものウキ釣りです。餌は青イソメを使用。

 魚体は見えるが釣れはしない。しかし、時々当たりが出ている。魚の気配は感じるわけです。粘っていると、水面で魚がジャンプ!。これで30㎝の魚体の正体がわかりました。ボラですな……(汗)。では、このウキに出ている当たりは何なんだと思っていると……釣れました。

 ダボハゼです。なるほど、この大きな針にも喰ってくるのかダボハゼ。これは本命ではないので、当たりの出ていた付近から撤退し、実績のある多少水深のある場所に座を移します。

 午後6時を回って潮が止まり出すと魚の気配もなくなり、当たりもまったくなくなりました。大苦戦です。夕まずめのチャンスタイムなんですが、潮が動かなければいかんともし難い。

 

 しかし、うんともすんとも言わず、ウキも流れず留まったまま。午後7時までは何も釣れませんでした。午後7時になってようやく潮が動き出します。満潮は7時30分ですが、お台場は隅田川の河口なので、川からくる水の流れがあるのですね。満潮近くになって潮が止まると川の流入の方が勝るので潮が動くのです。逆に満潮直前は潮の流れが非常に鈍く、その時間も長め。東京湾奥は下げ潮が良いとされるのはこうした理由があるわけです。

 潮が流れ始めた途端に、先ほどのボラも動き始めジャンプし始めました。ウキにも待望の反応が出始め、ようやく黒鯛を釣り上げます。

 黒鯛10㎝サイズです。黒鯛は出世魚なのでこのサイズとは「○ン○ン」と言われます……が、出世魚の名前は地方変異があるので、全国的にそう言われてるわけではないです。私は静岡出身なのでこう呼ぶんですが、東京でなんて言ってるかはしらんです(苦笑)。

 

 さらに餌を付けて仕掛けを投入すると、すぐにウキが引き込まれる。合わせると強烈な引きが……。おお!大物か!?。と思った瞬間にラインを切られました。たぶん、フッコサイズのスズキですな。先ほどの黒鯛を釣った際にハリスが傷ついていたのか、スズキのエラにラインが引っかかったかでしょう。残念。

 続いて釣れてきたのがセイゴ(スズキ)。

 塩焼きサイズですね。スズキの若魚です。スズキも出世魚なので、セイゴ→フッコ→スズキと名が変わっていきます。針が飲まれており、エラが傷ついて血が流れていますからリリースしても死ぬでしょう。東京湾奥のスズキは泥臭さが抜けず、あまり美味くないのですが、とりあえず塩焼きにしてあげやうと思い、キープしてクーラーへ。

 

 さらに釣り続けます。潮の流れが速くなり、当たりも出ますがなかなかヒットしない。そうして午後8時頃に再びウキが引き込まれてヒット。強烈な引きです。すわっフッコだ!。と思い、慎重に引き寄せます。何分、ハリスは黒鯛用のナイロン2号。スズキの大物釣りに使うハリスは3号以上が定番ですから、まともにやり合ったらハリス切られますんで。最初から3号を使えば切られる心配はないものの、太いハリスでは黒鯛が警戒して本命の黒鯛が釣れません。これでは本末転倒というやつでして、2号以上のハリスは使い控えするしかないのです。

 なんとか粘って魚を弱らせると水面に浮いてきました。先ほどのチ○チ○やセイゴのようにごぼう抜きできる大きさではないので、たも網を使用して確保。釣り上げてみると……

 スズキじゃねぇっ!黒鯛じゃん!。ということで、本命の黒鯛33㎝をゲットです。これで連休中の晩ご飯のおかずが確定です(苦笑)。黒鯛は美味いぞ~。

 

 ということで、再び釣り始めたのですが、ここから渋り出します。当たりはあるものの釣れず。ウキがひたすらもぞもぞしてるだけで……我慢できずに合わせると、一度は掛けたもののすぐに外れる。青イソメの尻をかじってるっぽいなぁ。サイズが小さく針のある部分を食い込めないのか、それとも警戒してつついてるだけなのか……。

 そうこうしている内に午後9時を廻り、当たりもなくなってきました。たぶん、さっきの下げ潮始まりが時合いだったんだろうなと確信。

本日の戦果は写真の通りとなりました。ということで、このあと30分ほど粘ったものの当たりもなくなったので竿を納めて帰宅の途に。なんにせよ。中サイズの黒鯛が釣れたので大満足です。

 お台場運河の夜景を見つつ、帰りました。また来ようと思います。