2023年夏のコミックマーケット102参戦記 | 幕末ヤ撃団

幕末ヤ撃団

勝者に都合の良い歴史を作ることは許さないが、敗者に都合良い歴史を作ることも許しません!。
勝者だろうが敗者だろうが”歴史を作ったら、単なる捏造”。
それを正していくのが歴史学の使命ですから。

ということで、今日はコミケにサークル参加して参りました。今日のコミケに参加された皆様、また我がサークルに立ち寄り、同人誌を手にされた皆様、お疲れ様でした~。

 

 一週間前より台風六号が急旋回して東に向かい、ヤバイと思ったら北に向かってひと安心……と思いきや、台風7号が発生して関東に向かって北上という……結果的に、台風の速度が遅く進路もずれ、なんとかコミケ開催期間中の台風直撃は避けられたと。ドキドキさせてくれるねぇ……。

 ということで、サークル入場のために午前7時40分頃に現地に到着。サークル参加証でゲートをくぐります。

↑青空広がるビックサイト

 

↑サークル参加を証明するタグw

 

 入場の際に上記のタグを受け取り、一日中これを付けます。一般参加者も事前に参加チケット購入制が取られているということで、以前は無料だった一般参加も現在は入場料を取られるイベントになっております。個人的には一般参加者は無料でもいいのではと考えていますが、主催側はサークル参加者と一般参加者のコスト差を埋めて平均化をしたいらしく、一般参加者から徴収された分だけ、サークル参加者の参加費が下げられるとのこと。ただ、そのために一般参加者が減れば、サークル参加で本を買って頂ける方々も減るわけで……。正直、サークル参加のコストが高くても、その分作った本が多くの人に手を取ってもらう機会が増え世に出る方が私は良いと思うのだけども~。

↑東京ビックサイト

 

 今回は、古くからの同人仲間のY氏に売り子を手伝って頂きました。とにかく以前から売り子をして頂いていた歴史関係の友人が長期入院中なのです。現在、私の廻りにいる人々が難病に罹っている頻度が高くて非常に困惑中。私も高血圧持ちではありますが、とにかく”メタボリックシンドローム”がすべての原因だと言って良い。マジ、命に関わるので、皆様も気をつけてください。

 

↑幕末ヤ撃団ブース販売物

 

 新撰組関係の武士道探求コピー本シリーズに加え、友人サークルから『幕府海軍』の依託を頼まれましたので、私も『大坂城の慶喜』の依託を頼みまして、ミリタリー系ジャンルと歴史系ジャンルの2箇所で頒布拡大を行いました。『幕府海軍』は非常に良いものでして、データ元は勝海舟の『海軍歴史』という本だそうです。この本は私も所持しておりますが、軍鑑の名前と諸元リストだけで船のイメージが湧きにくいのですね。これとは別に軍鑑の古写真集みたいな本があり、そちらを見て初めて艦影がわかる。でも、この『海軍歴史』は船の性能と共に艦影をイラストで見せてくれるので、幕末期の軍鑑のイメージが掴みやすいのです。私も一冊頂きましたので、私の新刊と交換という形で新刊を差し上げた次第です。

 今回の幕末ヤ撃団の新刊は、『朝敵の武士道 甲陽鎮撫隊隊長近藤勇の最後』ということで、鳥羽伏見の戦いに敗戦した近藤勇と土方歳三が江戸へ戻ってくるところから始まります。そこから江戸城内の主戦論と恭順論、甲陽鎮撫隊結成と甲州勝沼戦争、五兵衛新田から流山と移動し、最後は新政府軍に捕らえられて処刑されていく近藤勇。江戸城無血開城は、まさにこの間に行われていきます。江戸無血開城と近藤勇の行動の関わりを、儒学や武士道といった面から論じたものが、今回の新刊のテーマとなります。そして、後は会津、そして函館へ土方歳三が戦っていく。この辺りまでが新撰組の武士道を論ずるシリーズの最終巻になるかなと。でも、いろいろと調べなきゃいけないものがあるので、冬コミケには間に合いそうもないので、冬コミケの新刊は古代日本の戦闘者の精神「もののふの道」とか「ますらおの道」といった思想精神を、『万葉集』などの史料を駆使して論じてみたいと考えています。まー、当ブログで書いてきたものを再整理と再調査し、改めて同人誌という形でまとめたい。今のところ次回作として考えているテーマはこんな感じの本になるかなと。ということで、次回コミケも乞うご期待ください。

 

↑豪雨

 

 外の喫煙所で電子タバコ吸ってたら豪雨が……。どうやらゲリラ豪雨のようで、すぐに止みましたけど降ったり止んだりを繰り返す不安定天候です。今回のコミケは雨という覚悟で防水など念入りに対処。在庫も買った本も濡れずに済みました。まー、コミケ歴もいい加減長くて、20歳から参加してますからカレコレ30年ですわ。晴海会場時代からサークル参加ですんでw。なので、雨の日の対策はどうすべきかは知り尽くしております(苦笑)。台風でも大丈夫。とはいえ、雨は降らない方が格段に楽なので降らないに越したことはないですけども。

 

 ということで、全体的には頒布量もコロナ流行以前にかなり近くなり、以前の大規模イベントに戻ってきた手応えはありました。しかし、まだチケット事前購入制など参加者抑制策は継続されてますので、これからはそうした対策もなくし、かつての自由度の高いコミケットへ立ち返ることを願う次第です。ともかく、歴史系は歴史系でも「武士道」なんてものに着目し、武士の思想精神史を考察するサークルは、コミケ広しといえども私のサークルだけなのです。弱小系ジャンル故に、より多くの人の目に止まって欲しい。そのための大規模イベント参加ですので、参加者は多ければ多いほど良い。はやり以前のように自由度の高さを重視するコミケであり続けて欲しいと思うのです。

 

 以上、コロナ流行でコミケ開催もされなかった時期から、徐々に立ち直りつつあることを実感させてくれたコミケ102でありました。

 

↑戦果

 

 上記は私の戦果w。コミケ限定ペットボトルと同絵柄の限定グッズ「クリアファイル二種+バッジ+ボールペンセット」、福島ラーメン擬人化の同人誌、吾妻ひでおのうちわです。コミケ限定のクリアファイルが買えたのは良かった。コレ、人気商品なので大抵第一日目で完売になってしまうのです。今日は二日目の午後に半分以上諦めて売店をのぞきに行ってみたところ、まだ売ってたのでゲットできました。福島ラーメンの紹介同人誌(ラーメン擬人化本)も買います。これは、前回ふらっと見つけて買ったところ、いやぁ実に同人誌らしい同人誌で、ほんわかさせられたので今回は既刊本を全部買って保管しました。私自身は福島ラーメンを食べたことがないのですが、こーゆ-本は好きですねぇ。以上、買ったもののご紹介でした~。

 

 では、次は冬コミです。同じ聖地ビックサイトでおあいしましょう~。