29年前の震災に追悼 いいねお断り | ビートしま専科 Let's enjoy the beat together.

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ビートほか 作ること全般 DIY 65過ぎてのビート乗りです。
自ら組み上げたエンジンでドライブ 最高のホビー
乗るチョロQ ビート,
ドイツ製大型ビート(ボクスター)も仲間入り こちらは旅行にも便利,農道のポルシェ サンバ―トラック、FF最速 TYPE R

朝 栃木でも揺れで目が覚める。関西で地震があったようだが 情報が寸断され 状況すらわからない。会社で 昼のニュースで阪神高速が倒れてるのを見て すぐさま帰宅 キャンプ道具 水 おにぎりを家内に作ってもらって 夕方 クイントインテグラ5Dr GSIで 750km先の実家に向かう。

真夜中の東名は いつもと同じく トラックの集団に巻き込まれる。ラジオからは Tomorrow never knowsが繰り返される。時折 実家の義姉から連絡が来て 実母が無くなったようだが 混乱してはっきりしない。

延々と続く闇 ”まだ明日は見えず勝利も敗北もないまま孤独なレースは続いてく”

朝方兵庫県に入る 西宮の阪急宝塚線の西国街道高架橋 破壊 すぐさま 門戸厄神の踏切へ向かう。このあたりの裏道は 高校に自転車通学で走ったのが役に立った。 道路に崩れた建物が散乱して まともには走れない。殿山町の実家についた。 1階は50cm、2階の窓が目の前。1階に寝ていた実母、姪、義姉がいたが 姪と義姉は長兄が2階の床を鉄棒で打ち抜いて救い出したが 実母はほこりにまみれて反応なし。この頃 固定電話は15Vが来ていたので 連絡は付くようになってきた。

この日 愛知県警の方々に実母を出してもらえた。これは幸運だった。

”生きてるか!”の声掛けが あちこちで聞こえるが取材ヘリの爆音がうるさく 聞き取れない。

”あっちへ行け”との ジェスチャーを手を振っていると報道 まさにマスゴミ

近くの夙川小学校が一時避難場所となったが ごった返して 避難できるような状態ではなく 裏庭にテントを張って夜を明かすが寒くて ほとんど寝れない。

次の日 清掃局の OPEN清掃車が 走っている。 遺体を運んでいた。

実母は冷たいまま棺に入って 体育館に運ばれた。火葬場はガスが止まって使えない。

幸い 西舞鶴市に義姉の実家があるので そちらで火葬する為 六甲山を超えて 3台の車で夜移動

途中 被災地から出る車で渋滞 運悪くトンネルの中で 窓が閉まらず 中毒になりそう。朝方 到着し 荼毘とした。

 

罰が当たったわけでもなく 神のご指示でもなく 運が悪いのでもない。

建物の強度が無かっただけ。現在の竹中工務店の設計だったが 当時耐震基準や 概念すらなく関西には地震は無いとの 思い込みが この様な建物を生むけっかとなった。

向かいの 韓国人の家はコンクリートで頑丈に作られ ガラスすら割れていない。危機管理とはこういうことだったんだと思い知らされる。

1階は 縁側から日が入り 建築された時は実母は喜んでいたが。

 

日本には地震の来ないところはなく どのような地盤、地形に住んでいるか 被災時のインフラはどうか

建物の強度はどうか 今一度見てみてほしい。首都圏直下、南海トラフ、茨城沖 首都圏直下の死亡者推定6000 はあまりにも楽観的 古い住宅の倒壊、停電、通信遮断、津波、火災旋風、大震災の際は消防車は期待できない、地盤沈下、高層ビルからのガラスの雨、長周期地震動、エレベーターも使えない、普段便利な場所が一変する。「まさか死んでないよな…」ある日突然、日本人を襲う大災害「最悪のシミュレーション」(宮地 美陽子) | 現代新書 | 講談社(2/4) (gendai.media) これは小説ではないこと いずれ必ず来ること 

”1階に広いリビングが作れますよ”等と言ったデベロッパーの言うことを鵜呑みにせず ネット上の建築計算なども活用して 1階がつぶれない構造か 主が見なければいけない。

後からでも強度を上げる知恵は日本人には有るはず。

年だからとか 資金が無いとか 一人だからとか 自らを納得させることばかりを考えてはいけない。身内を助けられずに火にまかれて無くなっていくときに 後悔せずにおけますか?

 

今の土地には 近接した隣家があったが 火事のことを考え すべてをレイアウトしたため 10数年たって孝を奏した。隣家火災 | ビートしま専科 Let's enjoy the beat together. (ameblo.jp)

 

家族の一人が無くなった シリアスなブログに”いいね”をするバカはいないと思うが たまに何でも”いいね”をするマニアがいるので ここにお断りを申し上げる

やはりバカは存在する。