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ヤフオク! - 夏盆セット No 10 US輸出仕様 ShopAce 小型卓上... (yahoo.co.jp)

 

珍しい物が入ってきました

寿のFM-80、ベルメックスのFM-100よりZ軸フレームが大きくその中にモーターが収まっています。その為 Z軸のネジに重心が近づくようデザインされています。主軸テーパーも汎用性のあるR-8ですから サカイのフライスの様にコレットに困ることは有りません。

どうも US輸出仕様の様です。各部にミリネジが多いのですが送りにはインチが使われています。

意外と良く出来ているので ML-210が仕上がってから手を付けようと思います

ロータリースィッチと ヘッド回り 30mmのベアリング クイルの繰り出し装置が無いので 目いっぱい大きなベアリングを使えます。この辺が サカイや TOYOのミーリングと異なっています。前オーナーがヘッドを叩いたような跡があります。

ところがZ軸摺動面のガタ  このあたりは流石中華製といったところ このあたりをまともに直していくのが中華製の醍醐味。 素材として購入すれば 頭にくることも有りません。

一種の教材と考えましょう。

 

再加工していきます

主軸基準で修正 

ハンドルの目盛りカラーが圧入され 0セットが出来ないので 加工しなおして回るようにします ネジを永久固定ロックタイトで一体化して再加工

コミュの摩耗は少ないので 研磨のみ この後ベアリング交換

DCモーターは高回転なので ベアリングのダメージも大きいです

タイミングベルトプーリー 謎の穴

モーターマウントの穴は 間違って穴あけしたようで ずらして開けなおしています。

この辺が 大陸のおおらかさと言うかいい加減なところ。

テンションが掛かるように長円を再加工

 

前オーナーがクランプ後を付けていたのでテーブルのリフレッシュ

マスキングして塗装

ここも配線をいじった様子

 

回転は問題ないようです フィードバックの変動は有るようですが回転中は安定しています

この後 Z軸のダイヤルゲージをインストール

3軸とも 送りねじかインチなので 最もよく使うZ軸だけは直読で変位を見ることで細かな切込みが出来ます。X,Y軸は 1目盛り 0.0254mmと僅か 4μmずれていきますが 最後の追い込みは0.1mmぐらいなので大きな障害は出ないと思います。

ダイヤルゲージと マイクロメーターのスピンドルを利用します。

マイクロのスピンドルは細かな0点調整が可能なので 使いやすくなります。

X,Y軸でも ダイヤルゲージを用意すれば 直読で正確な切込みが可能です

当方のRTM-3フライスでも リニアゲージ付属のため ハンドル目盛りを使うことは有りません。

コラム傾斜型の小型フライスは 買ったときの嬉しさのあまり コラムを傾けてしまい その後

きっちり直角を出せなくなってしまった個体が多いです。

こちらでは直角の確認後 出品するようにしています。リサイクル屋さんで購入の際はご自身で直角出しを行ってください。

コラム取り付けネジが下側なので 吊り上げて作業

下からのレンチは エイトのボルトキャッチを使っています ボールノーズに外れ止めが付いているので落ちません。すこし古いのでEIGHT-EXと表記されています

ボルトキャッチ | EIGHT TOOL (eight-tool.co.jp)

薄い金属シムで傾きを直していきます 今回前後は0.11+0.17mmで 0.02mm以内に収まりました。