ヤフオク! - No 6 国産 アルト YD2500 レストア品 ドリルチ... (yahoo.co.jp)
エムコなどを輸入していた アルトの旋盤 しっかりした作りが感じられます
ベルトの滑る原因 両面が摩耗して プーリーの底に当たっていたので Vベルトとして機能しない状態でした。これは底を削れば元に戻ります。
モーターも コミュを綺麗にして 再組立て ブラシも減ってはいません。
ハンドルのリフレッシュ
主軸はしっかりとした ダイキャストボディに 汎用ナットで調整されています
アンギュラコンタクトベアリングで ハウジングに圧入
この辺りは サカイの深玉ボールベアリングとはかなり違います。
左がサカイML-210 17*35*10 深玉ボールベアリング
右がアルト 20*42*12 アンギュラコンタクトベアリング
1サイズ大きい上にアンギュラでスラストを受ける構造 SL1000をベースに考えられている様子
ヘッドストックハウジングも薄物ダイキャストではなく 砂型鋳造品でしっかりとした構造
エムコユニマットの1サイズ大きいレバーチャック
ヘッドストック 主軸台の大きさが倍ほど違い スライド 全重量とも ML-210とは 1ランク上の構造を持っています。スライド部も基本であるナローガイドも実現しています。
見た目のかっこよさではなく 工作機械としての丁寧な作り、メイドインジャパンオリジナル品の良心が感じられます。現在 アルトでは 中国輸入品しか扱っていおらず 残念に思います。
一部使えないベアリングは交換 Fr主軸は1ランク上位の精密級に交換 ここに精度がチェックされています。中国製だと 同じもののコピーが付いているだけ
ML-210チャックより1サイズ上のボディ
ヘッドが振れるので モールス、ジャコブスなどのテーパー加工が可能です
ヘッドストック調整
15φアルミ棒を仕上げて マイクロで径の差分だけヘッドストックを微調整
50mmで 0.01以下なので範囲内
テールストック調整
センターで支えて径差分をテールストック側で微調整
汎用機と同様にテールストックの調整が可能なので これでも緩いテーパー加工が可能です
50mmで0.01レベルなので ほぼOK
シャブリンにて爪を研磨 本体で 0.05ぐらいには収まりました
本来なら アルトでオンザ研磨すべきですが 機械が小さすぎるのでここまで