このブログでは繰り返し「親子勉強会」を勧めています。それを聞くと
「私は勉強教えられないから一緒に勉強なんてできない。」
という返事が返ってきます。
そんな予備知識や技術は本来全く必要ありません!
も理論私は一応公立大学を出た医師ですから、一般的なお父さんよりも勉強に苦しんだ時間は長かったかもしれませんし、生物や化学、英語などは社会人になってからも学び続けていますからある程度はわかります。
しかしミドリは今や地元1番中高一貫校の7番。
一方「教えている側?」の私は現役時代同じ学校で下から10番の落ちこぼれでした。
そのままの私だったら教えられるわけがありません。
しかし、教えられる知識や能力が今なかったとしても、親子勉強会必ず有効です。その真髄は
「2人がかりで受験する」です。
仲間がいればできるってこと、あります。
私は趣味でスポーツのコーチもしています。そのスポーツの経験も全くないのですが、友人がやってみたいというのでやり方を一緒に学んであーでもないこーでもないと言いながら付き合っていました。
コーチとして実際に必要だったことは
練習の作戦を一緒に練る
練習に立ち会い、動きの動画を取って記録する
タイムを計測してわかりやすく記録する
うまくいかなくて落ち込んだ時は一緒に落ち込んだり美味しいもの食べて気分転換する
そして
絶対にその人の才能と成功を疑わず、そのことを折に触れて伝える
ということでした。
友人はアスリートとなり、日本代表選手になって世界大会に何度も出場する選手になりました。
ミドリの勉強にもそのコーチングの経験は大きく役立っています。親子勉強会で私はよくやっていることは
次のテストの試験範囲の確認
試験範囲に含まれる教科書や問題集の洗い出し
用語を覚える科目はノート教科書資料集のコピー
「試験2週間前までにこの問題集を3周」などの目標設定と明文化
勉強の進み具合の記録(なるべく目で見える形にする)
時間計測
勉強をする時の答え見る係(解答解説冊子を持って、ミドリが答えを出したらすかさず「正解!」「惜しい!」「途中で計算間違えた!」など伝える。)
わからない用語が出た時のググる係
などなどです。
スケジュール確認、進捗状況まとめ、記憶用資料作り、用語調べなどは、学生の感覚でいうと普段の勉強でもやりたいしやったほうがいいのはわかるけど、そこまで時間をかけられない、手が回らないというのが実際です。
ミドリが「ここからここまでコピーして太字だけミドリマーカーで消しといて」と言ったものを私がやれば、ミドリはコピーの時間中別の問題を解くことができます。
勉強の進み具合の記録もかなり手間のかかる作業ですが、私は親子勉強会の時はミドリが問題を解いている合間で表を作成できます。表があれば、「ここまで進んだ、ここはまだ終わっていない」と目に見えてわかるようになるので、ペースを間違いにくくなります。また、問題を解く時間を時々測っておくと「この問題集を大問で1ページ解くために平均30分かかる」など言ってあげられるので、テストまでに3周とか5周とかできるのか、その時間をどう捻出するのかなど考えるきっかけを提供できます。
答え見るがかりも案外重要で、解いた瞬間に「正解!」って言ってもらえると嬉しいですし見てもらえてる感じがあります。また、途中の計算と、解説の解法を見比べながら見ていればどこで間違えたかもすぐに伝えられますので、学習効率が上がります。
などなど、ひとりで勉強する時にはなかなかできないサポートを親が応援しながらするわけです。どうやって2人がかりで励まし合いながら勉強しているわけですから、同じぐらいの能力の同級生には負ける理由がありません。本番のテストこそミドリがひとりで受けますが、その直前までの準備は常に2人がかりなわけですから、勉強に欠けている時間が実際2倍以上取れています。
なので、どの親御さんがやったとしても、正しく親子勉強会ができればお子さんの成績は絶対に上がります。
ふたりがかりでお子さんの夢の実現を目指す親子勉強会。お勧めします。