受験にも定期テストにも、勉強の見える化は1番におすすめします。

 また、親子勉強会ではこの見える化が最大の威力を発揮します。





↑例えばこれが新課程版青チャート(数研出版)の積分分野の見える化表です。基本は問題番号、解いた日、達成度、メモができるようにしてあれば十分です。


 達成度については

○は余裕で何度でも解ける。2度と間違わない理解度

△は正解したけど完全という自信がない。もう一度見たい

×は間違えた

計は計算間違い

で仕分けます。どれだけ惜しくても、間違えた問題は次回同じように間違う恐れがあるので絶対に×にします。それが仕分けのポイントです。


 復習は、時間がある時は×と計と△をしっかりとき直し、全く時間がないという時は△を省略します。

 しかし、「勉強はアウトプットが重要。解き直す時は正解の問題も解き直した方が良い」という事は「受験脳の作り方」でも述べられており、その通りだなあと思っていますので、定期テストであれば前日前々日ぐらいに何とか時間を作って○も含めた1周総ざらいの解き直しをした方が結果に結びつくなあと感じています。


 私の現役時代は「青チャート例題を7周して、全例題を解法の説明付きで解けるようになったら東大の数学も対応できる」と教えられましたが、これは令和の現代でも全くその通りで、同じ問題が出るわけではないのですが、受験で扱われるほとんどの解法が網羅できますのでかなり数学力がつきます。青チャートならどれが出ても九九を解くぐらいの余裕を持って解けるようになって、その上で志望校の二次試験過去問を解き、さらに同じ難易度の問題も解きます。そこまでやったら、少なくとも地方国立大学医学部であれば余裕を持って入れる数学力になっています。


 幸いミドリの学校は傍用問題集の1冊が青チャートなので並行して進めやすいです。もう1冊のメイン問題集4stepとともにコツコツやっています。そして、大学受験向けに「青チャート制覇度」がいつも目に見えるようにしてあります。これがあるので、週末や長期休みも「模試用に青チャート進めるわ٩( 'ω' )و」とコツコツ進めやすくなったなと感じます。先取り志向のお子さんは是非予習をかねてどんどん前に進めていただければと思います。


 「現役で東大に入学した理系の生徒の8割は、高2が終わった段階で数学をⅢCまで修了していた」という衝撃のデータも出ているそうで、こういう表を計画的に埋めていく感じで青チャートの制覇を進めていくと、お子さんの夢の実現がグッと近づくんじゃないかと思います。






あと、最近は「完成ノート」というチャート学習用のノートが出ていますので、これを埋めるように進めていけば進捗が分かるようになりました。白紙の問題集を解いて埋めていけば、達成感がありますよね。

こちらもおすすめです。





 見える化作戦がなぜ親子勉強会に有効かというと、こういう学習の記録や見える化の作業は絶対有効なんですが、学生にそれを作る時間の余裕はほとんどないからなんです。私自身も現役時代、何度か学習記録をつけようとしたのですが、これがけっこう面倒で、すぐ3日坊主になってしまいます。しかし、親が記録係、資料作り係を買って出れば、子どもも「記録を作って」「何をやっていないか見せて」「弱点を教えて」と言えば良いだけになるのでかなり負担が減ります。あとは私たち親が時間を作って表なり記録なりを作成し、できるだけみやすく見せていけば良くなります。


 なので、親子勉強会+見える化はかなり役立ちます。


 お勧めします!


※注意事項として、こういう記録がお子さんを

追い立てる道具にならないように細心の注意が必要です。お子さん自身がコツコツと山を登った、その記録を前向きに見返せるように、途方に暮れないように、そこは気をつけてご使用ください。


 青チャート式の見える化表は時間かかりますが手作りできます。楽しいので作ってみてください。

 もし購入したい方がいらっしゃいましたら、私の手作りのもので良ければグリッサーで穴を開けて販売もできます(๑¯◡¯๑)。A4バインダーノートに綴じて使えるものです。ⅠA、ⅡB版があり、ⅢC版は制作中です。