私がミドリにいちばんよくかける言葉は


「頑張っているね」


です。ミドリに限らず、世の中のお子さんはみんな頑張っていると思います。

そう考えると、子どもに限らず、みんな何かしら頑張っていると思います。


なので、頑張っている前提で接していますし、いつでも「頑張っとるな」と言ってあげられるようにしています。


テスト勉強を頑張って進めている時はもちろん頑張っている。


出遅れてしまって追い上げている時も頑張っている。「はじめるの遅いよ」と言う必要はありません。ギリギリになったけど諦めずに頑張っているねで良いんです。


気分が乗らないのか、ちょっとしか進まなかった日でも、「気分が乗らない日なのにちょっとでも頑張って進めたね」と言えばいいです。


難しい問題を解いていて、結局解けずに眠くなってしまったとしても「難しい問題に頑張って取り組んだね。明日先生に聞きにいって、また一緒に研究しよう」と言えばいいです。


音楽を聞いたり、その辺うろうろしている時も「気分を盛り上げるために頑張っているね、休んで力を溜めているね」言えます。


医学部合格を真剣に目指しているミドリでも、瞬間瞬間でやる気が出ていない時はもちろんあります。なので、日々やる気を出そうと頑張っているし、やる気が出ない時は動かない自分に対して葛藤しているのが普通です。親としては、その頑張りに気づいて、頑張っているねと声をかけてあげることが大事なんじゃないかなと思います。


逆に、医学部を目指しているから24時間365日、やる気を出し続けて毎日問題に平気で挑み続けられるような子はもう合格しています。あなたのお子さんがそういうタイプだったとしたら、もう邪魔をしないようにそっと見守りましょう(๑¯◡¯๑)


ミドリのような普通の子は、そういう「平気で努力を続けられるハイパフォーマンスな子たち」に必死で食いついて、なんとか振り落とされないようについていくわけです。勝つ必要はなくても、完全についていくのを諦めると合格は遠ざかります。その感覚が地方医学部受験には大事だなと感じます。


だからそばで声をかけます


「夢を実現するために、大変だったり、落ち込んだりすることもあるけど日々頑張っているね」と。


それに対してミドリが何か応えることはありません。でも声をかけるたびに表情がちょっと変わります。女の子の父親に対する反応ってそうなんでしょうね。リアクションはなくてもそう言い続けています。それが大事だと思います。