娘は医者になることを目指しています。
私も医者です。
世間一般には、勉強は「嫌でもやるもの」で、
大学に入るまでとか、資格を取るまでグッと我慢して詰め込んで、医者になったらあとは楽園みたいなイメージを持たれている方もいらっしゃるように思います。なので、「受験まではやりたいことも我慢して頑張って」みたいな声かけをされる親御さんもいらっしゃるかと思います。
これが大間違いなんです。
知識労働者は
「資格を取るまで頑張って勉強して資格を取ったらあがり」
ではなくて
「資格を取るまでの間勉強し続けられる力を見込んで付与される資格なので、合格までが序章で、それ以後は資格を取る前以上に勉強し続けなければならない」
ということが現実です。
もちろん、大学に入ったら上がりと思って勉強をやめてしまう同級生がいます。もちろんそういう人は医師になれなかったり、国家試験で大変苦労します。
医師になってから勉強をやめてしまう人もいます。医師を怒る人は案外いませんので、知識が学生レベルのまま、いい加減な治療をして陰でやぶだなんだと言われる医師になってしまいます。
みなさんはお子さんにそんな人生を歩んで欲しいとは思っていないはずです。
だからこそ、大事なのは生活習慣の中に「楽しく勉強をし続けること」を埋め込んでいくことが非常に大事です。やりたいことを我慢するのではなく、部活も友達も家族との時間も、勉強と共にバランスよくやっていけるようにする。そうすればバランスが崩れないので一生勉強をし続けられるわけです。毎日バランスよくやっていることは一生続けられるという寸法です。
是非是非、このバランスを大切にしてください。