松山市住宅情報館 館長日記 「太く短い人生、男の美学」

 

 長い人生で今日が一番若い日である。夢中で仕事をしていたあの頃が懐かしい。最近、右肩が痛い。ジクジク痛くて眠れない。痛風の時のようなジクジク痛む鈍痛だ。睡眠不足になる。シーパップは役に立っていない。整形外科の理学療法は長年やって来たが現状維持で根本治療にはならない。今朝は睡眠不足解消の為に東洋医学の肩鍼に行ってきた。股関節痛が取れたと安堵したら、最近は毎朝、寝床から起き上がると足裏と腰が痛くて前かがみになっている。

 

 足腰をかばって背骨が伸びないままで早朝パトロールの開始となる。歩きながら矯正している毎日だ。一旦まともになれば痛みを忘れ就寝するまで何とか大丈夫だ。薬に加えてサプリも飲んでいる。鍼灸もやっている。元気なのは口先だけだが、アレアレ、ソレソレ、認知症も加わる。健康が一番だ。あとで気が付く犬の糞。元気であれば何も要らないとさえ思う。生活習慣病は何とか現状を維持しているが、私は今、老化を身をもって体験している。

 

 老化とはこういうものなのか。老化を忘れて何かに夢中になっている御仁は幸せだ。だが、そんな御仁が危ないのだ。親兄弟が亡くなった。立派だったあの人も亡くなった。苦痛の中で逝ったアノ人の顔を思い出す。ジクジク痛くて眠れない状態の幕引きだけは遠慮願いたいものだ。苦痛を抱えての10年20年の長命って何になる!機内の窓から下界の地上を眺め、宇宙歴における地球時間を考えてしまう。細く長くジクジク100歳まで生きるよりも、太く短い人生、男の美学を考えてしまう。不謹慎だから言わないが。