住宅情報館 館長日記 「金婚式とお葬式」

 

 人生、卒業式・入社式・結婚式と、色々な式典を経験して来た。建物を建てる時の起工式はたくさんやった。、天地の神様に工事の安全を祈願する式典だ。最近はお葬式が多い。先週は従兄のお葬式があったが、同じ神式でも宗教宗派によって柏手が違う。お葬式が先か、金婚式が先かの、きわどい年齢に差し掛かる。今年は後期高齢者になるが式典はない。婚姻届けを出して50年、世間では金婚式と言うが式典はしない。一口に50年と言うが、怪我に病気に、事故に事件、よくもまあ無事に生きて来たと思う。夫婦なんて、生まれも育ちも考え方も違った2人が、共同生活をするのだから、互いの我慢辛抱・忍耐苦労は並大抵ではない。私のような自己中心的な夫に、よくもまあ付いてきてくれたものだと感謝している。2人には最期の式典が残っているが、式典の主役(居士・大姉)にも主催者にもなりたくないものだ。これからの酒席は自分の生前葬と思って一期一会の心構えで臨みたい。

住宅情報館 館長日記 「新緑の季節の田舎探し」

 

 自分が植えた植物を見るのは楽しい。私は食べれる実のなる木が好きだ。収穫を考えるだけでもワクワクして楽しい。私達の子供時代はコンビニも無ければスーパーマーケットも無い。村に1軒のタバコ屋兼、駄菓子屋程度の店があったが、田舎の百姓にはコメは有っても現金そのものがない。お祭りには50円か100円貰って、お菓子を買いに行った程度だった。お腹が減ったら庭に実る柿やイチジク、冬なら干し柿と干し芋と言ったところだ。八幡浜高校へ行って初めて信号機を見たのだから、田舎者でも凄い田舎者だったと思う。そんなことで私が建てた建築物の公開空地には子度時代のトラウマか、食べれる山菜と実のなる木が植えてある。日本を代表するNBF松山ビルにだって、栗の木・柿の木・ビワにシャシャブ、ザクロが植えてある。その他の敷地には野イチゴ・ミョウガ・フキ・ツワブキ・ビワ・スモモ・プルーン・シャシャブ・キンカン・柿・ブルーベリー・イチジクなど、新緑の季節の田舎探しでもある。山草・樹木はいくら見ていても見飽きない。

   

 

   

住宅情報館 館長日記「御神木と再生力」

 

 12日、東雲神社の御神木が強風で倒木したと、香川県に住む後輩M君からのグループラインで知った。松大柔道部卒業生にとって、東雲神社の東雲階段は、毎朝の朝練で忘れるに忘れられない特訓の場所だった。汗と涙の地獄の階段だった。今の私は体力の確認のために参拝している。松山市に戻って14日早朝、現地を確認に行ってきた。報道の通り樹齢100年と言われた大きな大木が折れている。100年と言えば松大柔道部創部100周年になる。折れ跡は確かに生々しい。事故にならず、けが人が出ず、不幸中の幸いだった。折れた場所の下となる大きな幹の節くれから、新芽が出て、もうすでに茂り始めており、風倒を予知していたかのような再生力である。新芽の勢いを見た時、これから100年は大丈夫だと思う。大自然の営みの中での再生力、人間の予知能力は、彼らの足元にも及ばない。

   

 

   

住宅情報館 館長日記 「武蔵小杉、小杉町1丁目計画」

 

 JR南武線武蔵小杉駅西側に「小杉町1丁目計画」が始動している。解体現場を私は毎朝チエックしている。既存建物の解体が始まったと思いきや、あっと言う間に、解体工事が終わりそうだ。4,150㎡の敷地に地下2階・地上43階の分譲マンション500戸(延床面積53,000㎡)が計画されている。JRの駅とデッキで繋がり店舗や保育施設・事務所も併設されるようだ。数年前から私も地元説明会に参加して来た。三井不動産デジデンシャルが事業主だ。2029年3月が竣工と言うから3年先になる。現在の工事中のツインタワーが1,500戸だから数年先には住戸が更に2,000戸増える。この場所は横浜からも品川からも電車で15分の場所と言う事で人気が高い。超高層ビルが武蔵小杉駅周辺に15棟出来る。住民にとっては嬉しいような恐ろしいような人口増加になる。もっと怖ろしいのが販売価格である。

  

 

住宅情報館 館長日記 「日本一高額バス代」

 

 私は川崎市に居て愛媛新聞を見ている。愛媛新聞は朝刊の一面に伊予鉄道運賃値上げの記事を出している。伊予鉄バスが日本で一番高額なバス代であると言う記事だ。愛媛新聞にあっぱれと言いたい。暮らしの番人としての使命を果たした記事だ。政権批判・政治批判だけでなく民間事業についても記事にする。私もかつて愛媛新聞の記者に、「説明責任がある!」と言って、話したくないことに食い下がられたことがある。

 

 記事ではバス乗車代金(基準7キロm当たり)の単価が620円で日本で一番高い運賃になっている。ワースト2が高松市で500円だから2割以上のダントツに高額な運賃である。JRを除く電車運賃(基準11キロ当たり)についても、全国でワースト6位となった。確かに地方都市での公共交通機関の維持は難しいものがある。健全経営と運賃は利益相反関係にある。私は事業者としてS社長の素晴らしさを投稿したことがある。業界を牽引するリーディングカンパニーとしての立場もわかるが、公共交通機関としての使命から逸脱していると言う批判が出ても仕方がない。

住宅情報館 館長日記 「神奈川春爛漫」

 

 神奈川県川崎市の気温が20度になった。多摩川堤も一気に暖かくなった。美しい草花に見とれてしまう。春夏秋冬、寒くもなく暑くもない最高の季節となった。人生にも春夏秋冬がある。誰だって汗もむれで頑張った暑い季節がある。誰だって過去を振り返れば自分史に見出しが付くような出来事がある。昨日、自分史のページに付箋が付く出来事に関わって戴いた2人と武蔵小杉で再会した。

 

 平成18年(2006年)シャトーテル松山を落札して、解体と新築において企画をアセットマネージャーとして担当して戴いた不動産会社超大手N不動産の2人(K氏とM氏)である。K氏は同社を退職し悠々自適のコンサル業務をしている。M氏は60歳でN不動産で再雇用になっている。「若かったアンタが定年かあ?」あの頃の私は55歳だった。彼らも40歳50歳位だった。リーマンショックの前夜の話や、その後の話など、山あり谷ありの昔話と近況報告、昨今の業界の情報交換などの話に花が咲いた。

 

 これからは年に2回程度の安否確認をしようと言う結論で散会となった。光陰矢の如し、春夏秋冬を何度経験しただろう。人生はUターン禁止、繰り返し無しの一方通行だ。終着駅が始発駅にならない片道切符で乗車している。終着駅が見え隠れする車窓からは、あの頃のあの人の姿がある。随分多くの人に世話になった。地球の春夏秋冬は年々歳々繰り返す。

  

 

住宅情報館 館長日記 「広葉樹の落葉シーズン」

 

 広葉樹の落葉は新芽が出る時、一気に始まり、一気に終わる。瞬間の出来事なので人々は落葉に気付かない。だから常緑樹と言うのだろう。常緑樹では古い葉が散らないと新芽は出られないのだ。植物界の自然摂理は、次の世代に出番を渡す潔さ、変わり身の早さ、素晴らしいものがある。春先のエネルギーは凄い。まるで人間の思春期のような成長の早さである。人間は晩秋からが長い。枯れかけで枯れない、落ちかけで落ちない。そのうち枝から離れないままで死んでいる。道路の中央分離帯にあるケヤキから目が離せない。午前中の新芽の茶色が、午後には黄緑の若葉になっている。公開空地に散った枯葉掃きが私の日課になっている。 

    

 

 

  

住宅情報館 館長日記 「ソメイヨシノ開花報告」

 

 未明に松山城に登った。上り坂が厳しい。坂の上の雲(夢と希望)に向かって息を切らしながら登っていた若い頃が懐かしい。城山長者ケ平(ちょうじゃがなる)は満開状態だった。今や人生下り坂、下り坂は転がり落ちるように堀之内公園に下りる。堀之内公園の桜は満開状態だ。学生時代・50年前・40年前・30年前・20年前・10年前、そして去年、年年歳歳花相似たり歳歳年年人同じからず。毎年同じ景色を見ながら同じ思いを繰り返している。今度の雨で葉桜になる。花の命は本当に短かい。散る桜残る桜も散る桜(良寛)

  

 

  

住宅情報館 館長日記 「店舗テナント募集」

 

松山城ロープウェイ街(大街道3丁目)にある自社ビル1階、約30坪のテナント入居者を募集している。前面の車4台が置けるスペースがある。屋外部分は飲食のテラス使用が良いと思っている。希望者があれば紹介して戴きたい。

  

 

  

 

  

m住宅情報館 館長日記「契約不適合責任

 

 不動産業はクレーム産業と言われている。われわれ不動産業には契約不適合責任(旧・瑕疵担保責任)が付きまとう。売買契約や賃貸契約、建築請負契約で、引き渡されたモノに隠れた瑕疵(欠陥・キズ)あった場合、誰がどこまで責任を負うかを定めたルールである。隠れた瑕疵によって品質不良・不具合・不備があった場合、契約不適合責任制度によって、債務不履行(結果責任)のルールが適用される。目的物が契約内容と異なる場合に、売主が債務不履行責任(補修による追完・減額・契約解除•損害賠償)を負うことを明確にし、買主の保護と取引の安全を図ることが目的の法律です。

 

 請負契約や売買契約における瑕疵担保責任条項は、売主は引き渡しから2年以上の期間を定め、引き渡し後の瑕疵担保責任期間を(保証期間)表明することが出来る。この期間表明によって期間後の瑕疵担保責任が免罪となる。瑕疵担保責任条項について2年未満の記載は、未記載と見なされ無期限責任が生ずる可能性がある。注意しなければならないことは、例え2年以上の責任期間の記載があっても、配管接続ミス、逆配線接続、基準法上の別モノ(非認定品)使用など、明らかな工事ミスの場合は、この責任期間の制度が適用されない場合がある。

 

 故意(悪意)または重過失の場合、2年間の責任で逃げ切れない場合がある。特に姉歯事件のように悪質な不法行為の場合、施工者や売主は永遠に瑕疵担保責任を負わなければならない。厳しい制度なので施工者や売主は、資格者による正しい施工や、注意深い調査に心がけねばならない。更に契約不適合責任条項を記載して、買主の保護を図らなければならない。転売や相続があった場合も、買主の地位が承継されるので施工者や売主は要注意である。

 

 賃貸契約に於いては、賃貸物件の隠れた不具合(欠陥・キズ)に対して、「2年間の契約不適合責任を自動的に負う。」と言う売買のような法律上の責任は無い。ただし、法律上の責任は無くても賃貸の目的が達成できない雨漏り・給排水などの隠れた不具合(欠陥・キズ)に対しては、貸主は責任を負わねばならない。

 

 新築工事の請負契約の場合、防水などの主要部分について、10年間の瑕疵担保責任が義務付けられている。ただし、瑕疵担保責任は隠れた瑕疵(欠陥・キズ)を知ってから1年以内に申告した場合にのみ摘要される。よって、気付けば直ちに(1年以内)発注者に瑕疵を通知し、瑕疵担保責任を求めなければならない。時として機器との接続ミスによる不具合が問題(瑕疵)になることがある。設置機器(部品メーカー)の保証期間と施工工事の保証期間(瑕疵担保責任期間)とは別物である。よくこれを混同している者がいる。