松山市住宅情報館 館長日記 「分譲マンション販売価格と建築費」

 

 東京23区の昨年の新築マンション価格が発表された。前年比11%アップして1億1,632万円に上昇したと言う。供給戸数は25%減少している。首都圏(1都3県)でも前年比7.5%アップして8,135万円に上昇したと言う。供給戸数は17%減少している。私が気にしているのは供給戸数である。首都圏では供給戸数の減少によって値上がりしているという点だ。

 

 販売価格は建築原価による。建築原価は「土地代と建築費」で成り立っている。建築費は「材料費と人件費(工事期間)」で成り立っている。材料費の大きな要因は「鋼材とコンクリート」である。供給戸数が減るのだからデベロッパーは損をしない。むしろ強気になって商売をしている。

 

 問題は供給戸数である。供給戸数が25%減ることで影響を受けるのは材料屋である。ドサクサに紛れて便乗値上げしていた建材屋(設備品)達である。鋼材とコンクリートの需要が単純に25%縮小するのだ。東京以外の建築費は確実に下がる。建材と設備品の値崩れが東京から始まったことに私は注目している。

 

 

松山市住宅情報館 館長日記 「落葉の季節」

 

 この季節は人間も自然も衣替えの季節となる。1年間青々としていた常緑樹の葉っぱが、発芽に伴って、一気に枯れて落葉する。松山城登山道路は落葉の絨毯になる。まだAM5時過ぎなのに下山の人とすれ違う。先に登り始めたのに後から来た人に追い越される。木の葉も人間も世代交代だ。古い葉っぱは不要の季節になった。人間だって落葉の季節を迎える。10年後辺りから、日本人の落葉は一気に加速する。そして古い葉は若い葉の肥料になる。職場では古い葉っぱを老害と言う。廃業倒産だって社会貢献になっているということだ。

  

種子からの発芽と成長は、われわれ濡れ落葉が肥料となっている。

        

松山市住宅情報館 館長日記 「ルスト味酒町、改善工事」

 

 21日で復縁登記から1か月が経過した。出戻り娘(物件)の色々な問題が分かって来た。エアコンが付いていない?リビングだけしか設置されてい?全室にエアコンの設置を手配した。外灯カバーの中に水が溜まって漏電が心配、点灯しない外灯もある。自転車置き場も駐車場もゴミ出し場も中途半端な配置なので移設の準備をしている。監視カメラがないので防犯の為に設置の準備をしている。サラリーマンが発注しサラリーマンが施工監理してたらこのようなミスが出る。私の使命は建物のバリューアップにある。お金はかかるが改善改良して、立派な賃貸マンションに再生させることが私の使命である。立地は抜群だ。フジグランモール南口まで徒歩4分だ。冷蔵庫の要らない距離になる。

  

 

  

松山市住宅情報館 館長日記 「日本人89万人減少が意味するもの」

 

 14年前から始まった人口減少だが、日本人は現在1億2,380万人居る。昨年の日本の人口減少は過去最高の89万人の減少となった。私は出生数(75万人)と死亡数(150万人)の比率を、私は1対2であることを判断基準としていた。それが今や出生数が72万人、死亡数が162万人となり、出生数は加速して減少し、死亡数は加速して増加している。

 

 そして人口減少の加速は更に進み13年後には、日本の人口が遂に1億人を切ると言うのだ。1年間に200万人の減少がそこまで来ている。25年後には9000万人を割ると言う。愛媛県の現在の人口は131万人(松山市50万人)だが、15年後には100万人となり、35年後には80万人を切ると予想されている。

 

 人口減少が続く現在、各企業では業績を伸ばせとハッパをかける。人口が減少し縮小する市場の中で業績を伸ばすには、海外へ出て行くか、同業他社から、ユーザー(富)を奪うしか方法が無い。現在の日本人一人当たりの消費金額は年間135万円である。日本人一人当たりの生産力(GDP)は500万円である。これは貿易や金融での生産力を含めて人口で割っている。よって流通工学や金融工学で稼いだ部分を割り引いて、私は人間一人当たりの経済効果(消費量)は200万円と見ている。

 

 人口減少による日本の経済縮小金額は89万人×200万円で1兆7,800億円縮小したことになる。「縮小した」ではなく、これからも加速度的に、「縮小し続けることになる」が正解になる。困ったことだ。家庭だけでなく、政治経済・経営の断捨離が避けて通れぬ時代に突入する。未来志向の進化発展と断捨離との折り合いが付かない。人間とは実に厄介な生き物だ。

松山市住宅情報館 館長日記 「関西万博開幕」

 

 関西万博が13日悪天候の中、人工島・夢の島で開幕した。大阪メトロ夢洲駅(ゆめしま)は早朝からごった返していたと言う。社内旅行で行った愛知万博から20年が経つ。なぜか私は55年前の19歳の時、一人で大阪万博へも行っている。太陽の塔しか覚えていないが、人が多かったことだけ鮮明に覚えている。

 

 今回は未来社会がテーマと言う事で、AI技術が中心となる。人型ロボット・人工心臓・空飛ぶ自動車の3点セットを見なければならない。未来社会がテーマだ。100歳まで生きるにはどうすればよいか。ここには地球歴も宇宙歴もなく明るい未来社会があるのみだ。

 

 30年後の次の万博では、私達高齢者はips心臓を取り付け、AI頭脳に取りかえて、空飛ぶ自動車で会場へ行く。100歳まで生きる準備体操のために、これからの高齢者はどうあるべきか。どうしても、今回、夢洲へ行って、確認しておかねばならない。

  

 

松山市住宅情報館 館長日記 「孤独死2万1,856人」

 

 今朝の新聞で昨年1年間の孤独死が、2万1,856人あったと言う記事を見た。残念なことに、孤独死のうち男性が8割だと言う。やっぱり男性かあ。更に、驚いたことは孤独死とは死後8日以上経過して発見されたケースを言うのだと言う。死後8日以上だって!と言うことは、一人暮らしの突然死は孤独死には該当しないと言う事になる。

 

 私が思っている孤独死はもっと多いことになる。下記グラフを見ると70歳から75歳の年齢の孤独死が断トツに多い。75歳を超えると孤独死は減少に向かう。私はもうすぐグラフにおける孤独死のピーク年齢を超える。もうチョット辛抱すれば、孤独死の危険地帯を通り過ぎることができる。みんなで頑張って75歳の関門を突破しよう!

 

松山市住宅情報館 館長日記 「トランプショック」

 

 世界の株安が始まった。今日7日も歯止めが掛からない。7日の東京株式市場で、日経平均株価は一時3万1,000円を割り込んだと言う。史上3番目になる下落幅だった。株式の購入時から見て、真面目な個人投資家にとっては楽しみな資産だった筈なのに、物凄い含み損になってしまった。昨年の「令和のブラックマンデー」以下になってしまった。

 

 皆さん忘れていませんか?あの時、(リーマンショックの時、)最安値が僅か7,172円になったことを。昔の恐怖はすぐに忘れる。「へえ?そんなに低かったのか!」と言うことはトランプショックだって、まだまだ底なし沼かもしれない。この時、空売り・空買いだけは決してやってはいけない。命取りになるからだ。売らず・買わず、白熊君のように冬眠して、時間の経過をじっと我慢することだと思う。

 

 私は株式投資ほど恐ろしいものはないと思っている。あの時、借入金で決済をする筈のデベロッパーは、私を含めて皆、瀕死の重体になってしまった。あの時も、やっぱり、資金力のある財閥系デベロッパーは強かった。

松山市住宅情報館 館長日記 「トランプ恐慌」

 

 今朝の関東は上空マイナス24度の寒気団の襲来で地上では6-7度の寒さになった。新緑の中でソメイヨシノが混在して咲いている。真水で泳ぐ鯉と海水で泳ぐボラが、汽水域で一所に泳いでいる姿を髣髴する。わが屋の(?)庭には真っ赤なシャクナゲが満開だ。桜とシャクナゲの饗宴である。

 

 トランプ関税で世界の株価が暴落している。500兆円とも1,000兆円とも言われるお金が消えてしまった。2008年リーマンブラザーズ社倒産時では90兆円の消失だった。今回はその7倍から10倍だから、私はリーマンショック以上の大恐慌になると見ている。株式資産なんて地球外生物から俯瞰したら実体のない無形資産である。トランプさんは暴落は誰もが大金持ちになれる空前絶後のチャンスだと強気だ。これがトランプ哲学だ!世界はトランプ哲学を受け入れるか。果たして今日・月曜からの株価はどうなるか気になる。

 

 シャクナゲの花言葉は威厳(強権)だそうな。花言葉は更に危険・警戒とも記載されている。シャクナゲの赤はまさにトランプさんの赤ネクタイに見える。花言葉が見事トランプさんを言い当てている。もしかしてトランプ発言は世界大恐慌の始まりの始まりかもしれない。昨今まで、グローバル化された世界と言う事で、貿易とは各国で協調することが常識だった。「トランプショック」と言う名称は、これからの長い「経済史上」に悪名を残す歴史的名称になるかもしれない。

  

 

  

松山市住宅情報館 館長日記 「高輪ゲートウエィシティー」

 

 隈研吾氏の設計というので高輪ゲートウエィシティーを見学に行った。ここは150年前から国鉄(現JR東日本)の車両基地だった。JR東日本は汐留操車場の反省から、今回は自社開発で臨んだものだ。敷地は東京ドーム2個分の広さがあると言う。総事業費は6,000億円だと言う。麻布台ヒルズの6,400億円に匹敵する。オフィス、住宅、商業施設、ホテル、展示会ホールなどを設け、東京の新たなランドマークとなる。

 

 公開空地には植物園にしても良いほどの多種多様の緑がある。じっくり見て回れば1日かかる。ここにもニュウマンがある。あちこちの駅ビルにニュウマン。ニュウマンとは何ぞや。どうもJR東日本の連結子会社で、 駅ビル型ファッションビルを運営する㈱ルミネのブランド名のようだ。 ニュウ+ウーマン、大人の新しい女性をメインとしてターゲットにしている。品川側から田町側までのデッキを往復すると2-3,000歩になる。年寄りの健康づくりに良い広さだ。

  

 

  

 

  

 

 

 

 

松山市住宅情報館 館長日記 「関東の桜」

 

 関東の桜は今が満開だ。寒さのおかげで未だ散らない。今朝のパトロールは遠出に挑戦した。東京都内では目黒川の桜も千鳥が淵の桜も今日が最後かもしれない。早朝から席取りシートで頑張っている御仁がいる。早朝から食事をしている夫婦もいる。桜アーチの下をジョギングしている若者が多い。戦後80年となるだけあって、桜も大木で古木が多い。

 

 最近は仕事を兼ねて、霞が関と新橋の間を、往復パトロールをしている。中間あたりに日比谷ホートタワーがある。2階に愛媛県松山市大街道にある飲食店を発見した。松山市大街道の「かどや=清家社長」が宇和島料理「鯛めし」の店を出していたのだ。関東に4店舗あることが分かった。確認のために入ってみた。

 

 かつて松山の「えん屋」の店長が東京エリアの責任者になっていた。ついでに食事もした。愛媛出身者にとって、愛媛らしい接待には最適の店だった。愛媛の人間には何とも嬉しい店の発見となった。