松山市住宅情報館 館長日記 「建築工期と建築費」

 

 4月から建設業の働き方改革が導入された。週休2日制と時間外労働の規制が始まったのだ。それによって建築工期が伸びる。かつては階数プラス3カ月が工事期間の目安だったのが、今や+プラス10カ月常識だと言う。建設業ではこの20年間で就業者が20%減少した。更に職人が高齢化してきている。都心の場合、地価上昇も重なって世帯用マンションは1億円を超えた。新築マンションの場合、販売価格は毎年、数パーセントずつの値上がりをしていくと思う。建築費の値上がりは地方でも始まった。果してどうすべきか。事業者も購入者も大きな賭けの場面となる。