松山市住宅情報館 館長日記 「憲法9条改憲(改正)について」

 

 今日は憲法記念日だ。日本の憲法3原則とは、1国民主権、2基本的人権の尊重、3平和主義である。現在日本で起こっている出来事を見ていると、どれもこれも腹が立つ、時代遅れの法律ばかりで改憲しなければならない内容ばかりだ。共同通信社のアンケート結果によると、「総論として憲法改正議論は急ぐ必要ない。」と回答した人が残念ながら65%となっている。私が一番心配していることは3番の平和主義です。各論として憲法9条の改憲が必要と答えた人は、ウクライナ戦争やイスラエル戦争があるにも関わらず、残念ながら過半数の51%程度にとどまっている。

 

 憲法9条では、1項で「戦争の放棄」を定め、2項でその目的を達するため、「戦力の不保持」と「交戦権の否認」を定めている。「戦力の不保持」と言う条文があるにもかかわらず自衛隊が存在している。「交戦権の否認」があるにもかかわらず敵地反撃を議論している。子供だって矛盾が分かる。この矛盾の言い訳のために、憲法解釈とやらで自衛隊の存在を合憲としているのだ。誰が見たって条文と照らせば、自衛隊は憲法違反の状態にある。「強い軍隊を持つことで国の独立と平和を守る。」コレが世界の常識だ。一日も早く世界の常識にすべきである。

 

 知識は武器になる。知識は鉾にもなる。法律は国家にとって武器になるが鉾にもなる。更に法律はブレーキにもなる。日本の法律(憲法9条)は防衛議論のブレーキになっている。日本の場合はロックされたガチガチの固定ブレーキになっている。幾ら憲法解釈をしてもブレーキはブレーキだ。「ブレーキを外してはならない。」と憲法9条にキッチリ明記しているからだ。ブレーキを引いたままで、防衛力を議論しても限界がある。まず、「戦力の不保持」と「交戦権の否認」と言う固定ブレーキを解除することから始まる。2つのロックを外して初めて敵基地攻撃議論(アクセル)が踏める。

 

 日本国民は「ロシアや中国にはアクセルだけでブレーキが無い国家」ということを知るべきだ。国会議員たちよ。憲法9条、手遅れにならない為に、今すぐ議論を開始してくれ!