松山市住宅情報館 館長日記 「建国記念日」

 

 今日は建国記念日の振替休日だ。建国記念日の趣旨は「建国をしのび、国を愛する心を養う」となっている。2月11日は初代天皇・神武天皇の即位の日ということになっている。日本が国家として登場したのは、神話に繋がる長い歴史があると言うことだ。そのような日本国家も独裁国家の登場とナショナリズムの台頭で危機に晒されている。ロシアのウクライナ侵攻によって平和ボケした日本人も気が付いた。憲法9条(非武装中立)の問題点がクローズアップされてきたのだ。国会議員だって改憲が必要とする議員が半分を超えてきた。改憲論者が3分の2になっているとも聞く。今この時点でこの国会で議論しないでどうする!!

 

 政治と金の問題も大事だが、憲法9条改正の議論は戦争の危機を考えたら、裏金問題どころではない重要な問題だ。アメリカだってトランプさんになればアメリカファーストになる。何で日本のためにアメリカ人が血を流さねばならない。台湾問題は日本の問題だ!まず日本人が血を流せ!同盟国として当然な発言だと思う。トランプさんから自分の国は自分で守れと、突き放されてからでは手遅れになる。憲法改正は、トランプさんから日米同盟解除を通告される前に準備しておかなければならない問題なのだ。

 

 日本でも徴兵制を復活して自国の平和は自国で守る体制でなければならない。憲法9条に加えて愛国心教育も大事だ。非武装中立を撤回し、核武装中立にしなければならない。核戦争に勝者はいない。分かっていても平和国家に説得力はない。世界のポピュリズムと自分勝手な自国ファーストを見た時、平和的民主国家は無法者国家の川下(受け身)に立つ。考えたくないが人類滅亡を覚悟して、核武装による防衛(中立)しか、日本を守る方法はないように思う。

 

 宇宙歴で見たとき、未来永劫の繁栄なんてあり得ない。いずれ間違いなく地球は消滅する運命にある。人類なんて隕石の落下で一瞬の滅亡だってあり得る。ほとんどの人は宇宙歴に気付いていない。私はいつも死を考えて生きて来た。死んでしまえば国家も家族もない。人間は小川のメダカや野山の動物の輪廻転生と同じになる。生命の消滅を考えた時、少なくとも人間として親子兄弟が生存している時間(瞬間)だけでも、日本が平和で繁栄した独立国家であってほしい。ロシアのように命を軽視する敵は怖い。無法者国家を相手に戦争回避を優先すれば彼らの属国となる。ロシア周辺国のように属国で生き延びる国家にだけはなりたくない。その為には、日本が厄介な国家(核武装国家)になることだ。

 

 ウクライナの現状を見た時、日本が永世中立国として平和主義を堅持しつつも、有事となったら、倍返しで反撃できる国家にならなければならない。綺麗ごとは通用しない。力が全てだ。全ての生命体は仲間を殺して自分が生き残るように創られているのだ。生物は自分ファースト、悲しいかな、弱肉強食は人類の宿命のように見えてならない。