松山市住宅情報館会長日記 『全自動忖度(そんたく)機』

 

  全自動洗濯機ではない。忖度(そんたく)と言う言葉が国会で流行っている。忖度とは相手の心を推し量ると言う事である。全自動忖度(そんたく)機と言う言葉は森友学園籠池理事長を単独取材できたフリーの菅野完氏のつくった造語である。今回の籠池理事長による小学校建設について次々起こった事件について、関係者が勝手にお上(大阪府や文科省)の心を忖度した結果ではないかと思う。関係者が勝手に便宜を図ったのではないかと言う。今回の事件の背景は勝手な忖度(思いこみ)があると思う。全自動忖度機とはとても良い造語だと思う。

 

  私の想像では安倍夫人が講演料を受け取らず、講演料を突き返したことによる双方の見解の相違になっているのではないかと思う。相手の顔を立てる為に一度受け取った形をとり、負い目を作らない為に、そのまま寄付すると言う事もある。私もサラリーマン時代、飲み屋でたまたま同席した取引先相手からボトルを送られたことがある。相手の顔を立てる為に有り難く(本当は有り難くないけど)一端受け取り、そして、その日その時、同じボトルを取引先相手にプレゼントしていた。借りを作らない(負い目を作らない)私の流儀だった。そんな行為だったのではないかと忖度してしまう。