松山市住宅情報館会長日記 『東芝・経営再建どうなる』

 

   東芝よ。お前もか。東芝が苦戦している。昨年4月想像もしていなかった天下のシャープが台湾・鴻海(ホンファイ)精密工業の傘下に下った。我々ユーザーにとってはショッキングなニュースだった。東芝と言えば日本のハイテク産業の頭脳の集積だ。何とか日本国内資本で立ち直ってほしい。今期3月の損失が最大で5000億円に上ると言う。更に2000億円上回って7000億になるかもしれないと言う。東京スカイツリー10棟分の建設費に相当する損失だと言う。巨大企業だけあって損失も大きい。

 

   東芝はアメリカでの発電事業がうまくいかなかったようだ。私に言わせたらアメリカの原子力発電建設会社の買収で騙されたのではないかと思う。東芝はかつて粉飾決算で投資家を欺いた。騙したものは騙される。不正のつけはまだ続いている。今回はアメリカで購入した会社のデューデリジェンスが間違っていたのだと思う。どんな会社でも失敗はある。失敗の無い会社はチャレンジがないのだから衰退する会社だ。失敗やピンチを乗り越えて強くなっていく。永久に右肩上がりの会社など在る筈が無い。山あり谷あり、登り坂があれば下り坂もある。まさかの坂だってある。人生は禍福終始、人間万事塞翁が馬、人間と同じように会社だって同じである。東芝はもう十分償った。反省もしている。国家の頭脳・技術の流失にならない為にも取引銀行団の力で身売りにならないよう支援してほしいものだ。国民の願いは頑張れ東芝!である。