人間の細胞の数も当初100兆個だったのが、60兆個になり
昨年には37兆2千個になってます
腸内細菌の数も同じく1000種類100兆個だったのが
最近は500~1000種類 40兆個以上という
表記が増えてきました
まぁ結局ハッキリわからないということでしょう
それはさておき 薬と腸内細菌の話を
抗生物質を長期にわたって飲むと腸内細菌叢の
バランスを崩すことは知られていました
抗菌・殺菌効果のあるものも使いすぎると
常在菌に影響し
かえって免疫力を下げる結果にも
アレルギー疾患などで必要のない場合でも
抗菌薬が処方されることも多くあるそうで
そのことにより腸内細菌叢のバランスが崩れ
他の薬の効果を減弱させることも解っています
そして特に漢方薬などの生薬や
自然の植物から作られたサプリメントなどの
効き目も腸内細菌が影響し効果に個人差がでることが
研究で分かってきました
生薬や植物性のサプリメントは
腸内細菌にとっては食品と同じ扱いなんですね
それはそうよね
中医学では「虚と実」で体質の診断をしますが
実は腸内細菌のバランスを見ていたのかもしれません
第一に その食品を代謝できる菌がいること
腸内細菌の働きは代謝物のバトンリレーだということも
解ってきたので そうそう単純な話ではありません
第二に 菌の多様性に富んでいないと
生薬やサプリメントは効かないということです
つまりはサプリや生薬はちょっと具合が悪いかな
くらいの未病(病名が付かない時期)の段階
または腸内細菌のバランスをある程度整えてから
摂らないとね ということです
体質は親から受け継ぐと思われていましたが
腸内細菌を受け次ぐから体質が似るのかもしれません
よく親がガンだと同じガンになる確率が高いと
言われますが、親と同じ環境で同じ食生活を送ってい
場合だけかもしれません
なんだか調子の悪いとかいう方は
真剣に食生活から
整えることをおススメします
お魚・お米・お味噌汁・漬物に
その土地で収穫された旬の野菜をとるのが
一番の薬かもしれません
そしてストレスなく美味しく楽しく食べれれば
それだけで明るい兆しか見えるはず