職場の同僚が話してくれました。

 

20年ほど前、彼女が中学生の時にお母さんが突然 具合が悪くなった

歩くのもままならなくなり、病名が分かるまで

いくつもの病院を一緒に訪ねた

 

学校の友達はお母さんと一緒に洋服を買いに行ったり

旅行に出かけたりしていて羨ましかった 

そんな感情が出てしまうためか友達とも疎遠になってしまった

 

「リウマチ」と診断されたときには

母は家事をするのも難しくなり、トイレに立っても辿りつけない

こともあった

 

とても美しく聡明な彼女が 「ヤングケアラー」だったとは

 

お母様はその後 薬が当たって寛解の時期もあったそうですが

病状は徐々に進行し、昨年は4か月も入院なさっていたそうです

 

私も20代後半の時にリウマチが悪化して「ほぼ寝たきり」を

半年くらい経験しました

 

朝 起き上がれない

階段の上り下りができない

トイレに入って出ようと思っても立ち上がれない

お風呂の湯船に入れば立ち上がれず出られない

ドアノブが回せなくて部屋からでられない 

などなど

足に症状が出ると動けなくなるのでQOL(生活の質)が

ガタンと落ちます。

 「昨日は大丈夫だったのに今朝は動けない」

となるのがリウマチの怖いところ

 

何度「昨日に戻りたい」 と涙したことか

 

その時は自分のことに必死で家族がどんな思いだとか

考えることは出来ませんでしたが

彼女の話を聞いて病人が一人でも家族に出ると

心身共に みんなが巻き込まれて大変だと

改めて思いました  家族に感謝です

 

本当に健康が幸せです。

 

そう思えるのも30年近いリウマチとの付き合いを終え 

今は薬も飲まず元気で

私は元リウマチ患者ですと言えるから

 

健康=幸せ

 

このことを病気にならないと人間は理解できないところが辛い

 

病気で辛かった時を思い出し

想いが溢れて、長くなりそうなので次回また