甥っ子の話 | やだ!そうそう!

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生きていれば毎日色んな事があるもんです。

いい事もいやな事もひっくるめて自分の毎日。

大事に残しちゃいます。

私の甥っ子は自閉症です。
今は成人ですが、
2歳頃、自閉的傾向があると言われました。

色んな本を読みました。
姉とできうる検査を、と通いました。

私は社会福祉学科の児童福祉専攻で
保育士の資格を取りました。

乳児院で勤務を少ししていましたが、
学生時代は、乳児院、保育所と
知的障害児施設、母子生活支援施設などに、実習や見学にいきました。

今でも、その頃のことは
色々と覚えています。
見たこと、感じたこと、学んだこと。
甥っ子の成長とともに。

それでも、社会全てが知ってることではないところが多く、
やりきれないこともありました。



甥っ子も、かわいそうに、と
言われてきました。




かわいそう、には
人それぞれの価値観があるので、
思わないで、はなかなか難しいのです。

でも、これだけは確かです。

不幸ではありません。

人より不便なだけです。

その不便さを、かわいそうだというのならば、
それはその人の価値観で言わせておけば良いのです。

でも、不幸ではない。
これだけは確かです。
確かですからね。

私は甥っ子がかわいくて
かわいくて仕方ないです。
もう一人の甥っ子も、
二人の姪っ子も、
同じように、
かわいくて仕方ないです。

障害と呼ぶ個性を持った甥っ子は
笑っているからといって
楽しいわけではなく、
無言だから無心なわけでもなく
やはりわかりにくいことは
多々あります。

でも、それは誰でも同じ。

むしろ、その、誰でも同じな部分を
強く見せてくれるおかげで
人よりわかりやすいのかもしれない。




良い悪い、ではありません。

大人でも子どもでも同じ。

違うだけ。


みんな、違うしあわせを持ってる。
それだけです。


大丈夫。


今日はこんな話でした。
うまく言えないし
偽善のように伝わるのも不安。
だから、あえて何かを、という
言葉を選べない私なので
これが何かしら、届けばいいな、
と思いました。