先日下の子が現役最後の試合をしました。
そこそこ規模の大きな試合で、3回戦で敗退。
大学に入ってから一生懸命取り組んだ技が教科書通りにきれいに決まり、本人も「やりきった」とのことでした。
いよいよ現役引退で、自分の子供が競技柔道をしなくなる日が来ました。
私自身も柔道から卒業...とはならず、地域の柔道大会のお手伝いや柔道会の活動など、まだまだ柔道に関わることは続きます。
下の子は教員を目指していましたが、教職課程は取ったものの教員になることは断念しました。
教育実習で大変な思いをし、教員をやっていく自分の姿を想像できなくなったと言っていました。
一般企業に就職し、柔道は完全に引退するとのことです。
一区切りではありますが、私自身は体が動く限り柔道に関わっていくかなと思っています。
さて、今日は勝つことと負けることについて。
勝つのは偶然です。
例えば、出会いがしらで技がかかってしまったなどということはよくあります。
どれだけ相手が強い選手でも、勝ててしまった。
そういうことがあるわけです。
しかし、負ける場合には必ず原因があります。
先に攻められてそのまま技に乗ってしまったとか、パワー負けしたとか、フェイントに引っかかったとか、指導を3つもらったなどなど。
だから、負けからは必ず学ぶことがあります。
負けるという貴重な経験を次に生かす。
そうして改善をしていくことが上達につながります。
勝ちは偶然、負けは必然。
戦略を練って作戦通りに勝利したといったこともあると思いますが、それにしても相手が作戦通りに反応してくれたというのも運がよかったと言えることです。
負ける原因を一つずつ無くしていく。
階段を一段ずつしっかりと昇っていくような地道な作業ですが、上達に近道無しです。
ひたむきに頑張っていけたらよいと思います。