柔道の練習ですが、一生懸命やる子とやらない子がいます。

うちでは、子供が小学生の頃はできるだけ練習を見に行きました。

親が見ているので、ほめられようと思って一生懸命練習する。

私は頑張っているところを練習後の帰り道でよくほめるようにしていました。

ほめられると子供も悪い気はしないので、うちの場合は練習を頑張るという習慣は子供時代にしっかり身についたと思っています。

 

しかし、同じ道場の子で、子供だけを道場に通わせて親はまったく練習を見に来ない、試合の時すら応援に来ないといったご家庭がありました。

その子は練習をしないわけではなかったのですが、とにかく手抜きがすごかった。

手を抜いて楽をしたり、回数をごまかしたり。

腕立て伏せなどもヒジを曲げずにおしりだけ動かしたり、打込は適当な大内刈しかしなかったり。

 

それで、その子がどうなったかと言えば、当然上達せずに小学校卒業で柔道をやめてしまいました。

いろいろな考え方があり、遊び感覚で柔道をすることももちろん悪いことではありません。

しかし、柔道に限らずどのようなことであっても、やるからには一生懸命取り組むということはとても大切なことだと考えます。

 

先日NHKの某番組を見ていたら、人間とはそもそも脳が常に大量のエネルギーを消費していて、可能であれば少しでも楽をするようにしてエネルギー消費を抑えるようにしているという話がありました。

だから、あまりがんばらずにサボるというのは人間の本質的な行動とのことでした。

 

では、なぜサボらずに頑張る人がいるのか。

これは、当たり前ですが努力の結果得られる成果を得たいからです。

練習を頑張って日本一になりたい!

といったように、目標がはっきりしていれば苦しい練習にも耐えることができるというわけです。

上記の子のように練習の手を抜く子は、目標がはっきりしていない、あるいはそもそも目標がないのではないかと思います。

なんとなく柔道始めちゃったから、惰性で練習している。

親に「柔道やれ!」と言われて、仕方なくやっている。

こういうことなのかもしれません。

子供本人に目指す姿がないと、練習に身が入らなくなるのは当然のことのようです。

以上の通りですので、やはり親は練習をしっかりと見て、よいところがあればほめてあげ、子供がなりたい姿を思い描けるように導いていけるとよいと思います。

 

ご家庭の事情でどうしても練習を見に行くことが難しい。

そうかもしれません。

でも、もしそうだとしても月に1回1時間ですら時間を作ることはできないでしょうか。

子供が一生懸命頑張るために。

しっかりとした目標を持って、その目標に自ら向かって行けるように。

そのために親の力は必ず必要です。

柔道が強くなることが目標ではありません。

子供が自らの力で強く生きていけるようになるために。

そのために、目標に向かって努力する習慣を子供のうちから身につけるようにする。

まずは子供の練習を見る。努力する姿を応援する。

そのようにできる親御さんが少しでも増えればよいのではないかなと思います。