6/9、日付が変わって、寝ようと布団に横になって、目を瞑ったら、なにやら大きな物体が、東(右)から視えて来ましたびっくり

まるで、日光東照宮の陽明門のような豪華さで、もっと繊細で、とても細かな彫りの飾り細工が施してあり、ほぼ全面が暗めの紅漆で塗られ、花模様の縁等は白く、大きな船のようです。

ドーンと正面が現れて視えたのは、その船の船首部分に居る、翠色の龍でした。
彫り細工なのか、生きているのか、よくわからない程、トゲトゲした顔や、鱗が良く見えて、うねうねと動いていました。



龍『今日、このような夜分にお訪ね申し、相(あい)申し訳ない。
この地にて、あなた方がお困りと伺い、やって参った。

我々は、新しき世に、相応しき地へ運ぶ者。
これから、あなた方をお連れする。
その為にお迎えに参った。』

『はい、ありがとうございます。』
『ありがとうございます。
えっと、それは、私達は、どうすれば良いのでしょうか?』

見えぬ者には見えぬし、見える者には見える。
我等の姿が見えたという事は、そなたがこの船に乗る事が出来る証(あかし)。
その夫と共にこの船に乗り、新たな地へとお連れしよう。
さぁ、乗りなさい。

そう言われて、龍神の船船に乗せてもらうことにびっくり

『さぁ、行こう!
しっかりと掴まって。
さぁ、出発だ。

船の上には、既に何頭もの龍神の皆様が、私達をぐるりと囲むように、とぐろを巻いて、座って(?)いらっしゃいました。

目を凝らして、景色を見ようとしていたら、
『夜の闇では、よく見えまい。』
と言われました。

『随分と待たせたが、我等が来た故、もう大丈夫。
さぁ、神々の社へ向かおう。

『この極彩色の素晴らしい彫り物の彫ってある、赤と緑の色んな飾りが掘ってあるように見えたのですが、これは、船なのでしょうか?』

『その通り。
この船は、龍神の船。
龍神のみが、乗る事の出来る船。
龍神の血を引く者、そなたであれば、乗る事が出来る。』

『そっか、だからイエシュアには見えなかったんだ。』
『あ〜、わたくし、龍神の血は引いてませんのでね。
それで見えないって事なんですね。

『その通り。
さぁ、そろそろ着く。

うっすら海が見えて、到着しました。

『さぁ、降りてみて、神々が用意した社へ向こうてみなさい。
さぁ、降りなさい。』

『ありがとうございました。
もっとお話してみたかったです。
またお会い致しましょう。
皆様ありがとうございました。

『お気を付けて。』

去って行く、船の後ろ姿が見えました。

周りに、きれいな水の流れる、浅い小さな川のような物は見えましたが、それ以上は見えず、他に案内する者も現れない為、夜中なので断念して、眠る事にしました。



朝になり、翠の龍神様が、再び訪れました。

辿り着けなかった事を伝えると、

『夜分であり、暗かったので、辿り着けなかったのであろう。
我等も、そこまで送り届けるべきであったと、申し訳なく思い、再び現れいでた。

自ら意図すれば、その場から、神々の社まで向かう事が出来る。
我等の船を降りたとこより、神々の社まで、自らに案内するよう、意図をしなさい。

『はい、わかりました。
後でやってみます。

ちょっと伺ってみたかったのですが、龍神の皆様は、ご自分で、色々な所へ飛ぶ事が出来ると思うのですが、海外とかも行く事が出来ると伺っていますが、なぜ、龍神が乗る船があるのでしょうか?
それは、どのような時に、お乗りになられるのでしょうか?

確かに龍神は、この地球であれば、どこにでも、自らの力にて飛ぶ事が出来るが、星から星を跨ぐ時には、さすがに、それではくたびれてしまう。
身体を休める場も無く、くたびれ果ててしまう。

龍神の身体は、この星では、大きなものであっても、更なる大きな星の中では、決して大きな身体ではない。
だからこそ、それらの船もあるのだ。
大きな大きな星であれば、星の中と言えどもやはり、自らの力だけではくたびれてしまう。
星から星を跨ぐ時、或いは、大きな星の中を移動する時に、その船は使われる。

『ハァ~、なるほど、確かにそうですね。
じゃあ、この地球だけではなくて、この地球を出て、移動なさったり、よその星に向かう事っていうのも、あるんですねぇ。

『うむ。全てではないが、一部の者は、そのような事もある。

『という事は、その船に乗せて頂いた私は、とてもラッキーで、幸せな事なんですね。』

『うむ。人の姿をしている者で、この船に乗る者は少ない。
我等としても、乗せる事は無いし、また、乗ろうとする者も、居ないであろう。
故に、今までの歴史の中で、乗った事がある者は居るかもしれぬが、初めてかもしれぬ。



『翠の龍の姿をして、それが本物の龍神様なのか?彫り物なのかが、見分けがつかなくって…。
それは、どちらなのでしょうか?

『我の姿が見えた。』

『じゃあ、翠の龍神様だったのですね。
じゃあ、船は、紅い船なんですね。

私の目には、龍神様のお姿が見えたのですが、あまりにリアル過ぎて、どっちがどっちだろう?って。
動いてる気はするけど、どうなんだろう?って、思ってました。
凄く立体的に見えて、格好良かったですラブ

『そこまで、見えたのであれば、これからも、他の龍神を見る機会もあるだろう。』

『翠の龍神様は、いつもその船に乗っていらっしゃるのですか?』

『うむ。この船を操る者として、常にこの船に乗っている。

『そっか。
船長さんのような、運転手さんのような、そういう感じなのでしょうか?

『うむ。』

『乗せて頂けて、お話をさせて頂けて、光栄です。
本当にありがとうございました。
嬉しかったです。
『本当にありがとうございました。』

『いつでも皆が、そなたと、夫殿を見守り、力を尽くそうとしている。
ただひたすらに信じる事。
愚かなまでに、信じなさい。
その事で、道は開かれる。
もう既に、開かれた。
だから、我等が迎えに行った。

『他にも龍神様達が、いらっしゃったように思うのですが、それは、私とは関わりの無い、どこかへ向かう龍神様だったのでしょうか?
それとも、山内家の龍神達が、乗ったのでしょうか?

『山内の者達。
多くの龍神を遣い、様々な事をしてくださり、人々の為、神々の為、龍神の為、有り難く、感謝をしている。
今は、さほど名が売れておらずとも、必ずや、人々の前に立つ日が来るであろう。
我等が推すのだから、その日は必ず来る。
今、苦しくとも、辛くとも、信じていなさい。
信じれば、その道は、更に更にと輝きを増して、前へ前へと押されて行く。
もう既に、その道は開かれていくのだから、後は、道を踏み外さぬよう、後ろを振り返らずに、前へ前へと進みなさい。

『はい、わかりました。
ありがとうございます。』
『ありがとうございました。
そう致します。

『ではまた。
会うこともあるだろう。』



後で龍神の旧代表の白龍様に伺ってみました。

『夜分遅くに、随分とまぁ、立派な船が来たと思えば、龍神の船とは。
噂には、聞いておりましたが、わたくしも、乗るのは初めてでございました。

やはり、わたくしは、この日の本に居る龍神にて、日の本から出た事はありませぬし、その船に乗る必要も無い故、噂には聞いていたものの、乗る事も、また、見た事もございませんでした。
まぁ〜、随分と豪勢な立派な船でございました。
そして、龍神がたくさん乗っても、まぁ随分と余裕のあることで、大きな大きな船でございました。

聞けば、他の星へも行く事があるという。
当然ですが、確かに龍神は、この地球では、大きな身体であっても、大きな大きな星に行けば、確かに小さいやもしれませぬ。

龍神は、いくら力があるとはいえ、やはり、姿が無いとはいえ、その力には限りがありまする。
確かに、永遠に飛び続ける事は出来ませぬし、やはり、日々日々の中でも休む所を必要としているように、龍神にも、休む所は必要にございまする。
なるほど、良く出来た乗り物であると、感心を致しました。
今まで、人が乗った事も無いような、わたくしですら、見た事が無いような物に、乗せて頂く事が出来ました。
有り難い事でございます。

道が開かれたと、仰ってくださいました。(涙)
有り難い事。
ようやく、ようやく、その道が開かれました。

龍神の皆も付いております故、何も心配する事もございません。
全ての者を信じた事で、その道は開かれたのにございまする。
あなた様は、ご自分をも、我ら姿無き者達の全てを、100%ではなく、200%、500%信じると、お約束なさいました。
故に開かれた道。
であれば、その通りに突き進んでくださいませ。
ご自分のその世界を信じ、我々を信じ、愛するご主人殿と共に、その道を突き進んでくださいませ。

道が開かれた事を、喜んでくださって、涙ぐんでいらっしゃいました。
ありがたいねラブラブ

『それらは、中々体験出来る事では、ございません。
わたくしですら、見た事の無い物でございますから(笑)
ですから、それ程の奇異な体験をなさった訳ですから、それらを人々に、伝えて差し上げてください。

昨今は、龍神と親しむ者もおります故、もしかすると、どこかで、その船を見かけた者も、おるかもしれませぬ。
乗った事が無くとも、それらを見かけた事がある者がいるかもしれませぬ故、人々に話して差し上げてください。

全ての者達のガイドと言う事は、全ての者達が、貴方様には付いておりまする。
わたくし共、龍神だけでなく、他の皆様方も力を貸してくださいます。
であれば、どのような事も可能。
既に道は開かれました。
何も、案ずる事は、ございません。
どうぞこれからも、これから起こる事を、楽しみになさってくださいませ。

いつでもわたくし達は、共に居ります故、どうぞご安心くださいませ。
では、失礼つかまつる。