先日A君が、図形の極で解いていた問題です。
1辺の長さが1cmの立方体の積み木54個を、この立体を図のように積み重ねた立体があります。
この立体の表面全体に赤いペンキをぬったあと(下側の面にも塗る)、バラバラにくずしました。
① 3つの面にペンキが塗られている積み木は何個ありますか。
② 1つの面にペンキが塗られている積み木は何個ありますか。
③ 2つの面にペンキが塗られている積み木は何個ありますか。
④ ペンキが塗られていない積み木は何個ありますか。
みなさん、4問解くのに、どのくらいかかりますか?
この問題は、数学的な知識は必要ありません。
図形をイメージして数えるだけ。
極端なことを言えば、小学1年生でも問題の意味がわかれば解ける問題です。
もし、この問題が直方体や立方体のように、『長四角・真四角』だったら解きやすいはず。
1段目と3段目が同じ塗られ方になるから、2段目だけ注意して数えれば、はやく答えることもできる。
でも、この立体は右側が階段のようになっているため、難易度が高く、1段ずつ考えなければなりません。
特に、『塗られていない積み木の数』が注意です。
A君は、この4問を30秒かからずに答えていました。しかも全問正解。
私も横で数えていたのですが、段違いに答えるのが速い・・・。
図形の極を一番長く受講しているA君。長くやっているからこそ、立体のイメージができているのでしょう。
立体を、上下左右正面後ろと六方向から見えているのでしょう。
彼にとっては、『数えるだけの問題』なので『簡単すぎる』ようです。