今日は短歌の整理でした

昨日は、御仏壇のお掃除のあと、冬物寝具の洗濯と4台の灯油ヒーターの片付けをしました。

灯油を抜いた後、底に残ってる分をティッシュと古タオルで拭うのですが、灯油まみれで結構な作業でした。


で、きょうは屋内で長年ためこんだ短歌の整理をしました。

さして掲載はされないものの、12年間分の作品。私の入選作と上位入選作につく選者の講評を切り抜きました。

そして、ノートに張り付けました。大変時間がかかりました。



自費出版なさる方々もいます。
私は70才過ぎて、短歌世界に乱入したので、結社にも入らず、基礎も学ばず、感性たよりの歌です。

始めた切っ掛けは、ロンドンオリンピックで若者たちが栄光に輝いてる朝、日本ではひっそりと二人の男性が処刑されました。
胸が騒いで、短歌にしてみました。
『「また、メダル!」五輪報道で沸く朝に死刑執行されし二人よ』

米川千嘉子先生が4席にとってくださったことをきっかけに、なんとあきっぽい桐の花が10年以上続けております。

大方は、身辺のたわいもない呟きです。

期間賞作品
『よく笑ふ女(め)の子生まれし山の村収穫祭で御披露目されぬ』
小池光選

『「己が靴買ひ換へませ」とメールしぬ灯油購ふ金を送りこし娘(こ)に』
道浦母都子選

『御嶽をブルームーンの照らすらむ冷たき灰に眠る人らよ』
米川千嘉子選

『老い方の指南の本を書架にもどしさくらももこを借りてかへりぬ』
小池光選

『病む夫に代はりて焼香せしわれに後輩教師ら声かけくれぬ』
米川千嘉子選

『産院の無き町に生(あ)れしみどりごのまろき手首にわれも触れたし』
米川千嘉子選

期間賞や上位に選んでいただいた歌も嫌いではありませんが、私は↓こんなのが好き。

『癒ゆること叶ヘむとただ夜明け待つひとにもとどけ除夜の鐘の音』

『雨の夜金木犀の香りきて見知らぬ路へわれを誘(いざな)ふ』

『四階の老人病棟の灯のしづか窓のむかうに花火あがりぬ』

また、読んでくださる方々が共感されるのは、末席作品や佳作であったりします。

『駅蕎麦に七味たっぷり振り入れて食べております生きております』
↑夫が重篤の時の作品。
末席でしたが、私の気持ちと重なったのか、見知らぬ男性が大きな柿の絵手紙をくださいました。

『「投稿を読んでますよ」と病院の阿部さんわれに笑顔を向ける』

↑ 同じく夫が重体のとき、休憩室で弁当を食べてると、いつも看護助手の女性が声をかけてくれ、どんなに慰められたか!

この歌も5席でしたが、ある研修会で講師が、「世の中の付き合いはこうありたい」と、引き合いに出されたとか。

『世帯主となりたる友はごみ袋に太マジックで己が名を書く』

これは道浦先生の後任の35才のお若い選者小島なお先生が珍しく4席に撰んでくださいました。
そしたら、松本近くの女性から、『私の気持ちそのもの。自分の氏名でごみを出せない。今もリンゴの樹の向こうから、「おーい❗」と夫が現れそう』とお手紙がきました。

素晴らしい歌を詠まれた方々、常連さんが何人も天に召されました。
私も間も無くです。

作品が掲載されるまでには、JP、新聞社、新聞配達の人、選者、読者、、大勢の皆様のお世話になっています。

さて、自己責任で片付けなければならないのは、他の雑記や童話作品もあります。
それどころか!
山ほどの垂れ幕や布小物❗

ところで、じっちゃんはご友人が家族葬で逝かれました時、『わしもそうしようかな』と言い、子どもらが『流石お父さんだ』と、敬いました。

が、先日『わしの葬式にこれを』と、賞状や勲章や表彰楯を引っ張り出して、床の間に並べました‼️
えっ、じっちゃん!
なじょしたと?

悩ましきは、山ほど。
でも、さっきブロ友さんから青色大輪朝顔あかつきの海の種が届きました。
種子や球根は、希望をギュット詰め込んでます。
花作りに熱を入れだした娘にも分けて上げます。

長々とすみませんでした。