★ 2010年8月64歳で生涯を閉じた女性歌人・河野裕子 ★
日本海側各地で大雪なのに、こちらは晴天の10日でした。
今夜から最大級の寒波が襲来?
明日からのエネルギーを温存しようと、炬燵で河野さんと道浦さんの歌集を開いて過ごしました。
河野さんは生涯に数万首の歌を作ったそうですが、いずれも歌人の、夫君永田和宏さん・長男永田淳さん・長女永田紅さんが1567首を択んで歌集『あなた』にまとめました。
代表歌
● たとへば君 ガサッと落ち葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか 26歳第一歌集『森のやうに獣のやうに』
● たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり 30歳第三歌集『桜森』サクラモリ
● 手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が 64歳第十五歌集『蝉声』センセイ
この辞世・ラストメッセージを詠んだ翌日、自宅で乳がんのために死去。
★ 久々の政治の季節を含んだ第九歌集・道浦母都子の『花高野』 ハナコウヤ ★
作者自選五首
● このスニーカーで国会前に行ったのだ靴ひも洗う寒の真水で
● 勾玉は胎児のかたち わたくしの子のなき一世ヒトヨほど近く終う
● 年々に髪細くなり黒手袋の似合う大人の女性となれず
● 眠る国いえ死んでいる国なのか シュプレヒコール聞こえてこない
● ありふれた人生がよし亡き母の口ぐせ思う米研ぐたびに
全共闘世代を象徴する歌人道浦さんの歌集『無援の叙情』は、後の俵万智さんにも劣らぬ衝撃を世に与えました。
★ やはりLet'go for a walking ! お散歩へ ♬ ★
温かい陽気に誘われて、午後散歩に。駅前にはかまくらが1基できていました。
バルーンを膨らませ、周囲に除雪機で雪を吹き上げ、人力で踏み固めて作ります。
これと同じものが20数基、北の地区のかまくら村に作られます。
知人男性(80代)らが作った門松が新幹線駅入り口に有りました。皆さん飯山のレジェンドです。
「●●むら」でじいじのパジャマの替えを買いました。renoma製のウォーム仕様です。
もう「寒い」だの「きつい」だの言わせません。男物は高いんです・・。
980円のカーディガンが300円でした。あっちこっちに引っかかりそうですが、デザインはgoodです。
「安物買いの銭失い」です。
後1ヶ月もすれば冬将軍も弱気になる?でしょう。
じいじと頑張ります! お付き合いありがとうございます。