★ 暗くなって、温かな温泉卵が・・ ★
寒く昏い冬の夕方、チャイムがなりました。
以前廃材を片付けて頂いた方の奥様です。
「実家へ行ったので温泉卵を作ってきました」
手に取ると、温かです!
野沢温泉村の人たちは、この源泉(麻釜オガマ)をとても大事にし、その恵みを上手に使います。
麻釜は、村民以外は立ち入り禁止ですが、温泉卵・山菜・野沢菜のおろぬき(若菜を摘む)を茹でたりします。
漬け菜にする野沢菜は各地区の共同浴場に併設の洗い場で。
観光客もこの「ゆらり」(麻釜の上にあるミニ温泉広場)や13有る外湯のうちの上寺湯・熊の手洗い湯・松葉の湯・十王堂の湯で温泉卵体験や自家用を作ることができます。
私が頂いたのは、地場産の「菜の花みゆきの卵」ですが、他の生の卵も商店で買えます。
卵黄は64度~70度、卵白は58~80度で凝固しますが、この熱凝固差を利用して、温泉卵ができます。
普通の半熟卵とは違って、卵黄が固く、卵白はかたまりません。
ほぼ70度くらいで、湯に漬ける時間は温泉によって違いますが(説明書きあり)、ほぼ13~14分。
温かいうちに・・と昏い中を届けて下さった心がありがたく、だし汁と醤油をかけた温泉卵でじいじも珍しくご飯一椀頂きました。
★ おまけ ★
大きなサツマイモが生協から届きました。
この間の蜂蜜レモンで煮てみました。調子に乗って、ほしぶどうやクルミまで投入してしまいました。
調理実験も程々がよさそうです。
お付き合いありがとうございます。