★ そんなに仰山! ★

 

友人夫妻が遊びに来てくれました。

美味いと評判のお焼きと柿とさつまいも。

焼いてない「ふかしお焼き」の具は、丸茄子の輪切り、野沢菜炒め、切り干し大根、餡こ、ボタンコショウ。

仰山のお土産ですねぇ。

 

 

私達からは例によって、当市名物の「里わカレー」とお菓子入りのミニバッグ。

 

★ 額の飾り方を教えられる ★

 

少し年下の友人は、日本古来の作法や家の整え方など何でも知っていて、良く気づき、あれこれ教えてくれます。

背が低いので、額を長押に引っ掛けて置いたんですが、吊紐や金具を見せて、長押(なげし)に額を引っ掛けるのは、「和装で腰巻きを見せる」と同じだと・・。

 

仏壇の上の無量寿の額のように、額吊り金具額受金具額布団を用いて掲げなければいけないのは知っていましたが・・。

 

★ 長押ってなんのためにあるのでしょう? ★

 

長押は柱を水平方向につなぐ構造材ですが、強度増強よりも、次第に和室の装飾のために使われるようになったみたいです。

我が家は杉材ですが、桧を使う住宅もあれば、オイルショック後は輸入のラワン材も使われました。

昔は格式のある階級にだけ許され、徳川幕府は身分の低い階級には許可しなかったようです。

今も、アパートの和室には見られませんね。

 

暮らしの洋風化が進み、新しい住宅は和室が無い方が多いのでは?

あっても、イラストのように何か引っ掛けたりされてます。

昔話する際、こどもらに「ふすま」「床の間」「長押」「鴨居」「縁側」など話してもわからないことがあります。

「障子」もやがて見られなくなりますかね?

 

↑ ネット画像ですが、こんな風に正しい和室使いで、小笠原流作法にのっとって暮らしていますか?😂

 

スイスの山中の男子修道院ヘ行った知人が、修道僧の孤独と沈黙の暮らしに驚いていました。

部屋も質素で、マントやカバンは、壁のフックにかけ、床にものを置いてなかったとか。

 

現在一部の人にブームのミニマルライフ(持たないシンプルな暮らし)に通じます。

シンプルインテリアにしようと思っても、私はつい何か飾ってしまいます。

 

インテリア雑誌では、洋室にある同様な長押状の板につけたフックに、花籠やミニ額や帽子を引っ掛けたお部屋が人気あるみたいです。

 

和室は少なくなっていますが、手土産文化は、若い人にも継承され、健在です。

でも、都会の方や外国の人は手土産やお返しにこだわりません。

アメリカから来てる友人は、御見舞に庭で採れたラデイッシュひと束。私はそういうのもいいと思います。

日本はいろいろで、面白いですね。