★ 啄木の買ひたる花は空色の矢車草とわれは想ひぬ ★
先日読んだ湊かなえさんの『山猫珈琲』に、
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ
という石川啄木が歌に詠んだ花は何か? という一文がありました。
私は、大好きな矢車草を思い浮かべましたが、菊・コスモス・百合など想像する人もいるようです。
湊さんは、また、{悩みの数だけ花の種を蒔く}こともあったとか。
先日ブロ友のばぁばさんが教えて下さった100歳の女医・高橋幸枝さんも著書の中で
{淋しくなったら緑を育てよう}と言われてます。
今まで花育ては苦手でしたが、花や野菜の種を撒いて命を育てるのは、希望が持てるような気がします。
サンザシなど花がたくさん出て来るモンゴメリの『赤毛のアン・シリーズ』。
子供の頃、どんな花か想像の翼を広げました。
今はnetですぐ分かってしまいますね。
↑ バーネットの『秘密の花園』にもたくさん花が登場し、ワクワクして読みました。
メアリーのお世話をするマーサの弟・ディッコンが持ってきたのは白いポピーやモクセイソウ(ニオイレセダ)・オダマキなどでした。
風が唸る荒野にも小さな桃色の花の茂みがあったように思います。最近鉢植えで売られているあの花。名前が出てきません。ヒース?
雪が溶けて、花が咲くのもじきです。