★ Mさんとレモンと手紙 ★

 

 

春のような暖かな日です。

雪片付けをして汗びっしょりなので、昼間入浴しました。

リーンと電話の音。やがて夫が浴室に来て、「Mくんが来るって」

 

Mさんは、信越境にお住まいで、夫が新卒で担任した人です。

ダイコンという名の大根)や(オヤユビヒメ)という小さくて美味しいキュウリ、(モモノスケ)というフルーツ蕪など農作物作りがお上手です。

今日は、九州の友人が荒廃地に作った無農薬のレモンを届けてくださいました。

 

 

最近は、薬草ウマブドウに関心を持たれています。ネット上でも、免疫力アップなど薬効が言われてますね。

 

 

ところで、彼も難病を抱える身です。

今日も奥さんの運転でリハビリに行く前に寄ってくれたのです。1時間もかけて・・。

添えられた手紙には、「通信簿を下さい」とありました。

(頑張って手紙を書いたから、読んでください。あなたはいつまでも私の担任教師)という意味もあり、また、夫を元気づけたいお気持ちもあるのでしょう。

 

 

ところで、私は浴槽の中・・。しかもカラーリング中で頭にポリ袋をかぶってました。

でも、何かお礼をしたい。そうだ。作りたての婆色のポーチ(上のと似たような色)とポケットティシュカバーがあるぞ。

 

脱衣籠の衣類を纏い、玄関を脱兎の如く通過し、扉の陰から夫に差し出しました。

Mさん夫妻のお陰で、夫は電話の応対・M夫人との会話(Mさんは車内で待機)・車までお見送りと素晴らしいリハビリ体験が出来ました。

 

 

話は違いますが、入浴後は湯をはらわずにためたままにしておき、蓋の上でタオル類など干します。数時間で乾き、曇天の多い雪国では大助かり。

衣類乾燥機は電気代がかかるし、室内干しは湿気や結露の原因となりますので。

 

今日もお越し下さり、感謝申し上げます。by ポリ袋を脱いだ桐の花