ブログにお越しくださりありがとうございます。

英語教室ラボ・パーティの講師(テューター)

榎森保乃です。

 

近所の本屋さんが今月いっぱいで閉店することになりました。



本屋さんのイベントで足を運んだ時に

こちらの本を購入しました。

 

 

 

 



 

 

ネットで見て気になってはいたのですが

改めて「出会った」ので迷わず手に取りました。

本屋さんがなくなってこんなふとした出会いがなくなるって寂しい!

 

気になっていたのは

大好きな養老さんと中村桂子さんの対談というのを

目にしたのと「こどもを野に放て」という表紙のことば。

登山アプリ「YAMAP」創業者で読書家としても知られる春山慶彦さんが養老孟司さん、中村桂子さん、小説家の池澤直樹さんの3名と対談した内容をまとめたものです。

 

読んでみて付箋だらけになるほど素敵なことばがたくさんあったので少しご紹介します。

 

 

解剖学者の養老孟司さんはそもそも

都会から田舎への逆参勤交代を提唱していて

自然の中で身体を使うことが1番良い教育とおっしゃっています。

春山さんも自然体験を通して、

自分のいのちが地球とつながっているということを

身体で理解できれば、風土への思いや

自然環境への感性が自ずと

育っていくのだと。

 

 

スマホが普及して何でも検索して答えを探そうとする、特にSNSには身体がない、使えば使うほどますます身体的な感覚が失われてしまう。


自然経験こそ最上の教育!と春山さん。

 

そもそも自然予想外のことばかり。

地震や様々な災害はある日突然やってきます。

自然なんて人間の思い通りには動きません。

「そもそも子育てなんて「ああすれば、こうなる」わけがなくて、「どうしたらいいか、わからない」ものですよ。」と養老さん。

 

私たち人間はアリやゾウやバクテリアと同じ「生きもの」であり、上も下もなく同じくらい素晴らしいという科学者の中村桂子さんの考え方も本当に素敵。

 

 

 

 

 

中村桂子さんは遊びや無駄や余白といったものが

どんどん失われている現代社会に

疑問を投げかけられています。

 

最近「タイパ」が高いとか低いとか聞きます。

デジタル技術が発達して

調べたらすぐ出てくる、業務効率をよくするために無駄を省こう、できるだけ時間をかけずに満足感を得る。効率ばかりを求める社会にとても違和感を感じていました。

中村桂子さんはこの効率の良さばかりを求める社会に警鐘を鳴らしてくださっています。

 

ラボメソッドなんてこの観点でみたら

ダイパはかなり悪いとされそうです。

側から見たら遊んでいるようにしか見えず、

こどもを決して急かすことなく長い目で成長をみる

ので「これだけ時間かけたのに何も身についてない」などと思われがちです。

 

でもね、やっぱり生きものの成長には必要な時間とか寝かせて待つ時間とかゆっくり考える時間が必要なのだと思います。

急がば回れとも昔から言いますよね。

忙しいあまりに心も身体もついていかなけて

早くから疲弊してしまう人の話もあちこちで聞きます。

だからこそこのゆっくり育むラボメソッドが

やっぱり大事ですし、これからの社会には

必要だと信じてます。

 

春山さんがコラムの中で

自分のいのちのときめきに素直に生きる」と書いています。

そして「大事なのは矢印の行先を世界に向けること」と。

 

いのちを世界に開き、世界とつながっている経験

多くのこどもたちにしてほしい。

世界全体と自分のいのちがつながっていることを

概念ではなく身体経験として理解することが大切です。

 

 

こういう体験は決して机の上の学びだけでは得られない感覚かなと思います。

 

こどもたちにもそんな身体経験をたくさん重ねてほしいですし、

私がこのお仕事をつづける理由も

自分のいのちのときめきに素直に生きている結果であり、

だからこそいま自分がここにいる、そんな風に感じます。

 

ラボっ子たちと次に何を共有しようかなと考えることが

私のワクワクです。

すてきなところがあると知ったり、すてきな人がいると知ると

「ラボっ子たちを連れて行きたい!経験させたい。会わせたい。」とときめいてしまうのです。

最近「いつか連れて行きたい場所」が増えて密かにワクワクしています。

 

自分ひとりが楽しむだけならこんな風にときめかないのかも・・・。

私がワクワクするのはつながっているラボっ子たちのお陰だ!!

ありがとうーーー。


みなさんはどんなことにいのちのときめきを

感じますか?


今日もお読みくださり

ありがとうございました!



クラスの様子はこちらから

 


インスタもフォローお願いします!



 フォローしてね…

 

 

ラボ・パーティについてご興味持たれた方は

HPをご覧ください!