私はむすめに、シュタイナー教育を選んだ。
想像する力、ファンタジーの力が高等部に行ってから、目に見えない世界を創造できる力になる。これには深く感動した。
核、原子力、温暖化、戦争、などなど様々な問題は、想像力があればあっという間に解決できると思うのだけど。。。
そんなわけで、シュタイナーらしく、むすめはゲームもテレビも無縁に育った。
これが、英語が話せない時期のむすめを支えた。
シュタイナー教育で育った子供たちは、ゼロから何かを生み出すことに慣れているから、遊びを作り出すのが大得意。
輪ゴムだけで、数時間遊んでいる子供の姿は、なんとも微笑ましい。
小学校卒業直後に、主人の仕事の都合でアメリカに渡り、地元の学校に通い始めたむすめ。一言も英語がわからず、顔面蒼白な日々が続いた。
必死に我が家にお友達を招いた。そして、うちに来たら楽しい!と思ってもらうことを心がけた。
言葉があまり必要ではない、ツイスターなどの、簡単ゲームを買い込んだり、手作りポップコーン、大量のアイスクリーム、ピザを常備したり。
その中でも、大いにヒットしたのが、家中全部どこを使ってもOKな、かくれんぼと鬼ごっこ。渡米したてはほとんど荷物がないし、5ベッドルームという大きな家だったので、隠れどころ満載。何人でも隠れられる。
私たちの寝室も解放したので、最高に楽しそうだった。これは、むすめが英語が堪能になってからもずっと続き、最後のお別れお泊まり会では、広大な庭とウッドデッキで、みんな水着に着替えて、水風船を投げ合っていたっけ。
みんなで遊ぶには、簡単なことでいい。
初めの頃は、日本食を用意したりしたけれど、子供達には全く!!!人気がないので、早々にやめた。
場所の提供。これが一番必要なのかもしれない。
子供の友達を家に呼びたがらない母親が増えているのかな?子供たちの関係性などを理解するとてもいい機会だと思うのだけど。
これって、実はご主人にも同じだったりする。
外で飲んでくるのもストレス発散になったり、情報交換したりでいいよね。
でも、もし、職場が家の近くだったら、飲み会の二次会に家のリビングを解放してみたら?
むすめの幼稚園時代、我が家は4年くらい、主人の仕事場の近く、茨城に住んでいた。二次会、三次会はいつも我が家だった。夜中の12時に、「これから10人いくよ〜」と言われても、歓迎する!と決めていた。
一次会で食事は終わっているし、みんな飲み物もおつまみもコンビニで買ってきてくれるから、私がすることは何にもな〜い。
ただ、場所を提供すること。
それだけで、妻としての株も上がり、ご主人から大切にされること間違いなし!
誰だって、自分の居場所が欲しいよね。。。広さなんて関係ない。狭くったって、居心地が良ければいい。来客の時だけ、リビングだけ綺麗にしたっていい。
お子さんやご主人に、お友達家に呼びたいか聞いてみてね〜。