21 男育ては人育て、そして自分育て
2018年、新しい年に向けて、書き始めた「私流 粋な男の育て方」について書きたい。
2015年、3年半のアメリカ暮らしから日本に戻り、出版を目指し出版塾へ通った。私の人生も人柄も面白いけれど、お金を伴う実績のなさを指摘され、出版までたどり着いていない。
その後ビジネスを始めたり、忙しくしていたが、「書きたい」気持ちはどんどん大きくなり、私の中で膨らんでいた。
ある日、ビジネススクールをしている方から、アドバイスをいただいた。
「とにかく、書きたいこと、伝えたいことを全て書いてみたら?文体も、流れも何も気にしなくていい」
ちょうど書きたい気持ちが破裂寸前になっていたので、このアドバイスは本当にありがたかった。とにかく書く。1記事1000字を目標にして、100記事書く!
なので、この、テーマ、「私流 粋な男の育て方」は100を目指すので、連番を打っています。男の育て方ではない内容も多々あるけれど、私が伝えたいことを書くので、気にしない欲しい。
ほんとはね、男の育て方は子育てにも、人育てにも通じる。
そして20記事書いた今、まず自分を好きになることかな、と思ってきた。ありのままを自分を受け入れていないと、パートナーをありのままに受け止めることは難しい。
結局、生き方なんだよね。
どんなタイトルにしたって、その人の生き方が滲み出てくるのが本だと思う。
むすめが幼かった頃、東京を離れはじめての地方での生活。子育てに悩み、図書館にある育児に関する本を読み漁ったっけ。
その時、主人に言われた。
「1冊の本には著者の人生で言いたいことがぎっしり詰まってるよ。1冊読めば、素晴らしい人と対談した価値があるんだよ。」
確かに。
そしてたくさんの著者さんと本を通じて対談することで、私はシュタイナー教育に出会い、人生が変わった。
今までの自分の人生の中に、いつも本がある。
むすめが幼稚園を卒園するまで毎日1時間、50冊くらいの絵本を読み聞かせていた。自分も楽しく、子供にも喜んでもらえるので絵本好きには最高の時間だった。
もちろん、18歳になったむすめは本が大好き。本好きに育てたいのなら、読み聞かせが一番。自分で字が読めるようになっても、お願いされる間はずっと読んであげてね。
文字を追うのに必死なうちは、お話が頭に入ってこないの。読む練習と、読み聞かせは全く別物と思ってね。
子供達はみんな絵本が大好き。真剣な表情、ワクワクドキドキが伝わってくる。同じ話を何度も読みたがるのも素敵。大人にとってはちょっと退屈だけれど、何度も読みたがる本はその子の奥深くに根付くの。そう考えると楽しみになるでしょう?
私のお気に入りは、ぐりとぐら。
ね?こんなに本が好きな私が自分の心を込めた本の出版を願うのは当然でしょ?
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