地元群馬県では、草津、伊香保と並び称される上毛三名湯のひとつで、

国民保養温泉地の第一号という歴史ある四万温泉。

ネオン街はなく、コンビニはなく、お店だって早くしまっちゃう。

そこがよい。

出かける数日前、テレビ東京の『アド街ック天国』で、偶然にも四万温泉特集が。

これは役に立ったぞ、ありがたや。

直前にも『ホンマでっか!?TV』で群馬県を特集して、その中でも扱ったらしいけれど、

見逃していました。

最近北関東3県を扱う番組多いよな。

 

さて、現地へ向かうのに、我が家からは国道走って2時間ほど。

東の端から西の端へ、と言っても県内だもの。

その透明度が素晴らしい四万川の、観光スポットとして有名な”甌穴群(おうけつぐん)”は、

川底の石が流れで転がり、まぁるくポケット状になったくぼみの集まりだが、

上流の水力発電の取水口工事の影響のため、来年’24年夏ごろまで水量が増えて

今は見ることができなかった、が、付近まで近づけて、迫力ある清流が楽しめた。

 

四万湖に降りて散歩の後、日向見薬師堂に立ち寄る。

四万温泉発祥の地とされるそこには、足湯と小さな共同浴場もあり。

薬師堂。

 

共同浴場。

 

そして、お昼には『アド街ック天国』で紹介された”あすなろ”さんへ。

おススメの”だんべえめし”をいただく。

きざみ海苔、茹でた鶏肉、錦糸卵、わけぎをご飯にのせて、出汁をかけて

お茶漬けのようにしていただきます。

鶏飯(けいはん)のようなもの、と言われる方もいらっしゃいますが、詳しく存じません。

 

 

 

気になる”手作りジャンボプリン”もいただいたが、通常サイズよりやや大きく、

その美味しさはオイラ的に「これまで食べたプリンで一番美味しい!」だった。

手作り感、カスタード感の丁度よさ、少なめのカラメルのバランス、量。

帰り際には「美味しかったです、また来ます!」とご挨拶。

コーヒーも一緒にいただくことをおススメする。


”摩耶の滝”は山道が大変そうなのでと割愛。

食後に奥四万湖へ向かう。

こちらは貯水量が少なかったものの、好天もあり噂の”四万ブルー”は

キレイに観ることができた。

 

そしてお宿は”積善館”さん。

この画角はご覧になった覚えがありましょう。

ライトアップの雰囲気もよろしかったです。

 

 


壱番館という、まぁリーズナブルなお部屋にお泊りして、お風呂を堪能。

15時過ぎにチェックイン、すぐに”山荘の湯”へ。

表札を裏返して使用中にして貸し切りとできるココをまずは抑える。

レトロなふたつの浴槽に浸かり、体を洗っていったん部屋へ。

一休みして向かった”杜の湯”では、人生初の露天風呂。優しく、やや温めの泉質で

のんびりとくつろぐ。

温泉宿ならではの夕飯をいただき、部屋近くにある”元禄の湯”へ。

やはりレトロモダンで帰り入浴もできるここは、温度の異なる五つの浴槽がある。

二日目も起床後に”元禄の湯”に、朝食後に”杜の湯”に入り、5回も温泉に浸かってきた。

こんなに温泉に入るのは初めてだ。

 

そして、通りにあった四万温泉観光協会でマップをいただき、

ワビサビ感抜群の商店街をウロウロしてみる。

これまた今まで食べた中で一番おいしい!温泉饅頭

(しっとりの皮とメチャウマ粒あん)をパクつき、四万川を眺めて温泉地を後にする。

 

中之条ガーデンズ横の金井農園さんに伺って、

夫婦二人でリンゴ狩りを楽しんできた。

7種類ほどのリンゴを食べながら¥500/kgのおみやげを買う。

リンゴでいっぱいになったお腹は、お昼ご飯を見送ることに(笑)。

”秋映え”が一番リンゴらしくてお気に入りになった。

 

カミサンが「一度行ってみたい」という富岡製糸場を見学して帰路に就く。

 

思いのほか盛沢山となった、初の四万温泉でありました。