「雑貨屋をふたりでやって、細々楽しく生きていく。そういうのどうかな。」
カミサンに話してみた。
もちろん勤め人だから、個人でお店を開業なんて、
何もわからない。

子供が手を離れたら、贅沢しないで
会社人間から脱却したい、なんて夢のようなことを
うっすら考えていた。
定年後も勤め続け、老後の悠々自適な生活は夢と終わるのか。

「家のローンとか、全然考えていた。ないでしょ!そういうのどうするの!」
カミサンはもう、真っ向から反対である。

昔からの小さな夢は、子供たちに町の図書館等で、絵本の読み聞かせをしてあげることだが、こうも仕事に忙殺される人生が続いていては、どうなることか。