益子直美さん照れ

 

おじゃマンモスでご一緒したのは1995年頃。

マンモスは、大好きな番組だった。

ヒロミさんがあったかくて、

益子さん、森脇さん、池谷さん、体育会な3人がいて、

バカルディがいて、篠原涼子ちゃんがいて。

鳥人間コンテストに出たり、

茨城の東筑波ユートピアに巨大なクリスマスツリーを飾ったり、

欽ちゃんの仮装大賞にも出たな。

楽しかった。。。

 

輝かしいバレーボール時代を経て、芸能界入りして

キラッキラな感じに見えていたが、

実は、長年の暴力を伴う指導からバレーボールが嫌いに

なっただけではなく、

監督に怒られないようにするということしか考えなくて

主体的にものを考えることができなくなっていたという。

自分に自信が持てず、自分が悪いから怒られていると

思っていたという。

それって、虐待された人に典型的な心理パターン。

 

現役の頃の写真を見せてもらった。

顔が、笑っていない。

当時のバレーボールの練習動画もみせてもらった。

至近距離から、立ちすくむ選手の顔に

容赦なくボールをぶつけてくるコーチ。

見ていられない。虐待といわず、暴力と言わず、何という?

トラウマになりそうな動画だった。

何故、スポーツの世界はそれが許されたのか。

叩く指導者は、それが悪いことだと気づいていても

やめられなくて、依存症的なところがあるらしい。

暴言・暴力に耐え、乗り越えることで強くなるだなんて、

ありえない。

 

益子直美さんは

一般社団法人「監督が怒ってはいけない大会」を立ち上げ、

監督さんに「怒らない」指導にチャレンジしてもらっている。

子どもたちを褒めたことがない70過ぎの監督さんに、

子どもたちのいいところをあげてもらって、

試合が終わったら子どもたち一人一人に言ってもらった。

すると、初めて褒められた子どもたちは、目がキラキラと輝き、

控えの選手には、

「君は笑顔がいい。笑顔がみんなを元気にしている」

と褒めると、その子は、泣き出したという。

嬉しかったんだろうなあ。

その監督さん、自分も褒められたことがないということだが、

きっと、この日を境に、褒めることを実践するかもしれない。

少しずつだけど、確かに潮目は変わってきていると思う。

心から、頑張って。

 

益子さんも、私の告白ブログの記事を読んでくれていて、

50歳になってようやく本音を言えて、

行動できるようになったの同じだね、と二人でしみじみ。

苦い経験があっての今があって、心から笑えるって

最高だなあ!