さて、私、54歳。

50歳前後で人生の一大事を迎え、

カウンセリングに通いながら#Metoo運動に没頭していた時は、

常に心身の状態が異常事態だったので、

 

更年期の自覚症状がない。

で、気づいたら、閉経していた。

 

生理は本当に厄介だった。

中高時代は、あったりなかったり。

修学旅行や、受験や、一番なってほしくないときに限ってそれはやってきた。

大学時代は、時折、猛烈な痛さに襲われ、

駅のトイレから動けなくなって、救急車に運ばれたこともある。

その後も、生理1週間前あたりから、気分が落ち込み

直前ともなると、絶望的な気持ちになったものだ。

いわゆる、PMS、というやつだったかも。

 

生理がない、というのはなんと快適なことか!

もう1年半、生理がない。

卒業!ばんざーい。おめでとう!私、よく頑張った!

 

と思っていたのだが、先週、思いがけず不正出血。

なんだ?

そういえば、子宮癌検診を長い間受けていない。

いろいろと心配になって、レディースクリニックに行ってみた。

 

あの診察台は、ほんとに、やなもんだね。

パンツを脱いで椅子に座らされ、医師を待つ。

その間、タオルぐらいかけてくれてもよさそうなもんなのに、

感染対策につき、タオルはなし。

血が、滴り落ちて、めちゃめちゃ不快。

通りかかった看護師さんにヘルプを求めると

「ああ、気にしないでいいですよ」と。

いや、私は気になりますわ。

10分ぐらい経ってようやくカーテン越しに男性医師が現れ、

触診やたぶん超音波か。

たぶん、というのは、説明がないので想像するしかないのだ。

いちいち会話するのも嫌なので、ひたすら我慢。

 

とりあえず、子宮筋腫や内膜症ではないという。

癌検診は、後日、血が止まってから。血液検査のため、血は抜いた。

閉経しても、最後のあがきで生理になることもあるという。

それかなあ。

ともかく、今までに経験したことのない大量出血大サービス。

1リットルぐらい、放出したのではなかろうか。

おかげで、体重が一気に2キロ近く減った。

丸3日間、下腹痛、腰痛、ついでに頭痛、吐き気が続いた。

ふぅ。女はしんどい。

 

更年期や生理、性について、

もっと普通に語れる社会になったほうがいいなあ、と思って

生々しいことを書いてみました。

転載禁止ということで。