静岡のみなさん、ありがとうございましたー!
 
ハンセン病とコロナ差別、感染症としては絶対に同列に語ってはいけないもの。
 
何故なら、ハンセン病は、コロナのように強烈な感染力はなく、隔離する医学的根拠など最初からなかったからです。
 
でも、このご時世、コロナに通ずる部分といえば、穢れ観が発生した大昔の事情との比較。
 
人の不安や恐怖がソレを遠ざけたいと思う。
正義感が強い、普通の人が、排除に乗り出す。
そして、差別がうまれる。
 
血、産、死、肉、女への穢れ認定の話。
それを宗教が補強してきた話。
人間に対して、穢れ認定をし、差別構造をつくった過ちについて。
 
要するに、穢れとは、「安定した秩序をかく乱する異分子」(文化人類学/メアリ・ダグラス)
 
「既成の文化体系を壊す危険な要素として排除されねばならないもの」(社会思想史/沖浦和光)
 
今、コロナ差別をみていると、穢れ観発生当時を再現しているように思えるのです。
 
それを、ハンセン病の歴史と合わせて、話しています。
 
それと、自分が受けた性暴力の話。
社会にある女性軽視文化を形成してきた理由を「穢れ」にみる。
 
ああ、しんど。
会場のみなさんが、とても前のめりに共感をもって聞き入ってくださることはわかります。嬉しいです。話した甲斐があります。
しかし、講演は、どうしても自分のトラウマとも向き合わざるを得ず、毎回、PTSDか?と思える症状が出てくる。
夜、うなされて、家人を驚かせることもある。
自分のことを話すことで、過去を乗り越え、強くなれると思っていたけれど、もしかすると逆効果かもしれないと思う昨今。
過去の傷って、なくならんぞ。治らないんじゃないか?
もう講演はやめようかな、と思い始めている。
でも、初めての土地にでかけ、その地域を知り、地元のおいしいものを食べたりできる機会は講演あってのこと。
まだ、もう少し、がんばってみようかな。
そろそろ、次の活動を考えながら。
 
さて、終了後は、会場の近くで田川誠さんが公開制作をやっていたので訪ねました。
 
自分の手形がハンドスタンプアートになるというので、参加しましたよ^^
 
8月9日、平和を願うファッションショー「Pray for Peace Collection 2021 in 長崎」の会場に展示されます!
 

ほほほ。

偶然、私の手形に♡出現。 

私は愛を持ってる女~~♪

画家田川誠さんと、アートディレクターの深澤慎一さん、(まこちゃんしんちゃん)です。

作風が、シャガールやゴッホを彷彿させつつ、登場する人物や動物がラブリーで、

私の「推し」です。今、飛躍的に活躍の場を広げています。

ブルーノート系列の「BLUE BOOKS cafe」の本棚にはなんと男はつらいよコーナーの上に、田川誠コーナーが!!

作品集「月と猫」が飾ってありました。

在庫がもうないので、買えません。やっと、実物をみました。感激。

そして、こちら!!

っひゃー。講演後のご褒美ビールは、お抹茶入りです。さすがしぞーか。

「お抹茶こんどうの食堂」です。

ここは、お料理も素晴らしく、まこちゃんしんちゃんは、初めてごはんを食べた時、あまりの感動に泣いてしまったとか。

私はぶり大根をいただきましたが、わかります。泣けます。愛を感じました。

あー、やっぱり、講演楽しいな。各地に会いたい人がいるって嬉しいことだなあ!