ちょっと前の「ハヤトウリ」がアメトピに入ったらしく、桁違いの読者数に驚いています。なんてことのないつぶやき記事がピックアップされるもんなんですねえ。読んでほしい気合入りまくりの記事は、敬遠されるのかな。でも、マイペースで書かせてもらいます。
 
さてさて、落語をはじめたもので、着物をさくっと粋に着られるようになりたいと思い、着付け教室に通い始めています。
 
一通り、自分で着ることはできるけれど、細かい部分をもう一度基礎からやりたい。それにお太鼓だけじゃなくて、銀座むすびや貝の口など、カジュアルで粋な帯むすびを知りたい。
 
たまたま見つけた着付け教室なのだけど、ちょっとびっくりな価格設定なのだ。ふれあいコースの、例えば12回コースは、1回、ワンコイン500円で教えてくれるのであります。何度でもリピートできます。着られるようになるまでずっとそのコースにいる人もいます。高額な着物を当然のように買わされるのでは?とビクビクしていましたが、全くそんな気配はありません。
 
私は、ちょっと欲が出ちゃって、子どもに着せたり、外国人に着せたりもしたいなあと思いはじめ、資格コースに移行する予定。本科、専攻科、師範科とステップアップできるようになっていて、それぞれテストがあり、クリアすれば晴れて着付けの師範と認定されるという。一回のレッスンは3000円から5000円ぐらいか。極めて適正、良心的価格。着物好き人口を増やしたいという心意気を感じます。お月謝感覚で習っているうちに、資格までついてきたら嬉しいじゃないですか。
 
今度、私の講演にあわせて、娘と京都に行くことになっているのだけれど、着物で街歩きがしたいという娘に着せる着物がないなあ、とつぶやいたところ、「あら~じゃあ、私物だけどこの着物はどう?」と1式貸してくださることに。ありがたいったらありません。
 
小花柄の、10代の娘にぴったりな着物です。お太鼓はまだ早いということで、半幅帯で浴衣のときの結び方。帯揚げは総絞りの成人式の振袖に使うもの。これを大人がきたらNGなのだけど、10代だけ許されているのだという。七五三でも使ったことがあるけれど、これは幼い感じがするんですね。帯締めの結び方も、1回多くまわして、華やかに。
 
かわいいーーーー!これは、上半身だけの人形に着せています。人に着せるお稽古です。人に着せるポイントを学んでいると、自分で着るときにも大いに役立つとか。補正の仕方も完璧に理解したぞっ。

着物好きが集まって、着物の知識を学んで、時々、着物をきておでかけする。サークルのような着付け教室であります。資格をとれば、講師になれるというのも、女性の社会参加応援に一役買ってますね。手に職、大事です。

 

落語をはじめたら、着物や日本の伝統美や歴史小説に目が向いて。何だかいろいろ楽しくなってきたぞっ。