上川陽子さんがなんと法務大臣に!!!!
思わず、万歳。鳥肌が立ちました。
 
何故なら、上川陽子議員は自民党の「1 is 2 many !(ワンツー議連)性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」の会長なのであります。ワンツーは性暴力は1件でも起きたら多すぎる!というオバマ前大統領出演の動画タイトルからきています。
 
2017年に110年ぶりに性犯罪の刑法が改正され、その時に附則として施行後3年後(今年!)を目途に見直すことが盛り込まれました。それを受けて、自民党有志が立ち上がり、今日まで地道な議論を続けてこられたのです。
 
赤沢亮正議員、宮路拓馬議員、鈴木貴子議員、井出庸生議員ら、12議連の方々は、性暴力被害者のおかれている状況を熟知されており、性犯罪の刑法改正のみならず、警察、教育、医療・相談体制などあらゆる施策を講じることが緊急課題であると感じておられる。
とりわけ、上川陽子議員は、被害者PT(性犯罪・性暴力被害者の支援体制充実に関するPT)の会長でもあります。
 
こちら、3月のワンツー議連会合。

関係団体のみなさんと。私も上川議員の後ろの方に・・・。前列右側、山下元法務大臣もこの問題を熱く語っておられて、私、泣いちゃいました。

濃い一年だった。性暴力の被害当事者を中心とした団体Springスタッフになり、議員会館の先生方にアポ電を入れ、訪問し、刑法改正を訴えてきた。
野田聖子議員も強く共感してくださり、森大臣に要望書を提出する機会を作ってくださった。そこから、森大臣に火がついて、性犯罪の刑法改正をスピード感をもってやるように、法務省の担当課の背中を猛烈に押してくださった。
そうそう、森大臣に要望書を提出した直後、法務大臣賞の授賞式があり、森大臣から表彰状をいただいたのでした。忘れられない一日。
授賞理由はこちら。 性暴力とは関係ないですが、なんだか、めぐりあわせだなあと。
 
森法務大臣だったからこそ、刑法改正への道筋が一気にできたのです。国会で力強く刑法改正に向けて取り組むと幾度となく発言してくださった。それは議事録に残ることで、重要なことなのです。日々、中継されない委員会の国会審議の配信をチェックし、性暴力関連の議論をウォッチしてきました。この1年は、本当に、多くの議員が取り上げてくださった。Springで訪問した議員から、質問するからね!と連絡が入ることもしばしば。市民の声を議員が受け取り、議員が問題意識を共有し、社会は変わっていく。ものすごく真っ当な民主主義です。
森大臣、心残りな部分もあろうかと思いますが、それぞれの場面に全力で立ち向かわれました。本当におつかれさまでした。しっかり充電して、また先頭に立たれる日を待っています。森大臣大好きです♡
 
はじまりは、この方。松島みどり議員。在職期間短い法務大臣当時、時代遅れの性犯罪の刑法を改正しなさい!と言い出した偉大なお方。
その頃は野党で、この問題をぐいぐい国会でとりあげた井出庸生議員。今は自民党で、さらにパワー炸裂。議員会館の部屋の壁には、性犯罪の判例一覧がずらーーーっと貼られている。どんだけ勉強しているのか!
鈴木貴子議員。鈴木宗男さんの娘だけある歯に衣着せぬ物言いと、度胸、まっすぐな感性!同性ながら、惚れちゃいます。
赤沢亮正議員。震える寒さの中、フラワーデモ鳥取に参加されたこと忘れません。赤沢議員のSpringの花が咲くポーズ、とてもチャーミングです。生命の安全教育PTを立ち上げました。SEXを子どもに教えるなどけしからん、と思いこんでいる先生方がたくさんおられるようで、「性教育」という言葉は使っていません。いやいや、性教育は、人権教育。自分の体、人の体の境界を知り、自分を大事にする教育ですってば。大人の意識改革が必要。赤沢議員、よろしくお願いします!
 
宮路拓馬議員も、いつも私たちの心強い味方です。宮地議員の面談で自分の話をしました。ちゃんと耳を傾けてくださって、感動したことがあります。森大臣に刑法改正市民プロジェクトの要望書と署名を提出する機会を作ってくださいました。この後、会見も。
 
そして、稲田朋美議員!
LGBTのことや、夫婦別姓問題など、自民党のおじさん価値観(!)を変えられるのは稲田さんしかいない。弁護士としての視点も鋭く、この問題についてもずばずば切り込んでいく。
稲田議員が代表をつとめる自民党女性議員飛躍の会に呼んでいただき、話をさせていただいたこともありました。その時の議論の結果を翌週には、有志一同として、稲田議員、鈴木貴子議員らが森法務大臣に要望書の形で提出。スピード感、行動力に圧倒されました。
マスコミの取り上げる情報だけでは、どの議員が何に関心を持ち、どのように取り組んでいるのか、本当の姿は見えづらい。でも、議員のみなさんは、日々、議論し、よりよい社会にするために汗をかいていらっしゃるのです。心から尊敬する人たちであります。
 
というか、マスコミは野党が激しく政府を責め立てる部分を好んで使う。それがわかっているので、野党もますます激しくヒートアップする。
マスコミはもういらない・・・トヨタ社長の「ロバの話」が最近話題になりましたが、何でも批判すればいいというものでもない。報道されない重要案件はたくさんあります。地味でも大事なことが知りたいと思う昨今です。
 
話がそれました。
そして、コロナ禍で目立たなかったかもしれませんが、6月、こんな緊急提言が自民党で共有されたのです。
 
すごくないですか?何という進歩でしょう。今まで置き去りにされてきた問題が一気呵成に変わろうとしているのです。
 
3月には、内閣府の橋本特命大臣に要望書を提出しましたが、6月の緊急提言を受けて、こんなメッセージが出されました。
 
私たちの要望書の内容をほぼ満額で取り入れ、さらに進化して方向性が決定しました。
 
「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」46に基 づき、今後3年間を「集中強化期間」として、被害者支援の充実、加害者対策、教育・ 啓発等を強化する。
という一文が入ったのです!今、性犯罪の刑法改正の検討会で議論が行われているところですが、ポイントはいくつもあります。①性交同意年齢の引き上げ②公訴時効の見直し③暴行脅迫要件の見直し(=不同意性交等罪の検討)④地位関係性を利用した犯罪規定の創設などです。①や②はすぐにでも賛同を得られそうなものだが、③④は丁寧な議論が必要だと思う。スピード感も大切だが、全て落とせない項目なので、全部、きっちりとやってもらいたい。そのためには最長3年ぐらい必要だと思うので、骨太の方針、ばっちりです。刑法改正と合わせて、被害者、加害者対策。今も救済が必要な人がたくさんいる。待ったなしの要望です。
 
1年間、いい勉強をさせていただきました。政治はチームプレーなんだなあと思いました。時の大臣が方向性を示し、それぞれの分野の名プレーヤーがナイスパス、ナイスアシストを繰り返し、ゴールへと導く。シュートを決める大事なポジションに今、上川法務大臣がいる。素晴らしい。ブラボー。ひゃっほー。
 
この問題に注力しているのはもちろん与党だけではない。野党の皆さんの後押し、鋭い視点があるからこそ。国会、委員会の場で質問し、国会答弁を引き出してくださるからこそ、前に進むのです。
 
もう私の出る幕はない。上川さんはじめ、ワンツー議連のみなさま、思いを共有する国会議員のみなさまがいるのです。だから、お任せしたいと思います。
 

画像だらけ、失礼しました!