なまらく落語教室で落語はじめました。
 
入門編では、主催しているオフィスゾーイの社長さんから目線、上手下手や手ぬぐいセンスの持ち方置き方など基本的なことを教わり、5分程度の短い落語をやります。
 
いやあ、たかだか5分といっても、きつかった。チャレンジする前に、社長に「私がやっても、絶望的に面白くなる気がしません。やはり、落語は見て笑うもの」と脱落する旨の連絡をしました。
 
すると社長から返信。「初めてスキーをされる方がリフトに乗せられてスキー場を見下ろしているところですね」
 
はあ、その通り。意気地なしなんだよなあ。どうするかなあ、とぐじぐじ考え、一回だけ、やってみようと思いました。
 
「味噌豆」
 
恐る恐るやってみると、思いの外達成感ハンパなくて、そのあとのビールが美味しいのなんのって。
 
んで、入門編からいよいよ立川寸志クラスに入ったのでした。
 
ここでは、15分程度の落語を人前でお披露目することを目指すのです。10月末に発表会があるのです。
っひー。
 
演目は「転失気」に決定!
 
金馬師匠の音源を聞いて、文字におこして、それを繰り返し練習して覚えるのだが、これが大変。そういえば、アナウンサーって長台詞を覚えることなんてないから、これは初体験。いや、子どもの頃にやっていたことか?
 
小学4年の時、給食を人より早く、すごい勢いで食べて、教壇にあがり、一人芝居をするのに命をかけていたことがあった。ああ、でも、その一人芝居は筋だけ考えて、全部アドリブだったから台詞を覚えたってことではない。
因みに、もう一人、私といつも教壇争いをしていた男の子がいて、彼は寿限無寿限無をよくやった。うまかったなあ。大平くん、といったかなあ。もしかして、どこかで落語家になっていたりして。
 
なんか、中学でいろんな辛いことがあって以来、少し臆病な自分になってしまったけれど、本来は、こわいもの知らずで人を笑わせるのが好きな面白い子だったのだ。そんな自分を取り戻したいなあ、なんてちょっと思って。
 
高座名をつけました。
番々亭花子です。
番々亭は、クラスのみんながその名前(苗字?)となります。
花子は、母の名前です。
母は人を楽しませるために生まれてきたような人でした。母の針小棒大、盛り盛りすぎな話で、一体どのぐらいの人が抱腹絶倒に陥ったことでしょう。私も母のようになりたいと思いました。そして、私とともに永遠に生きてほしい。そう思ったから花子にしました。母、死んでませんけど。
 
1回目のお稽古、うろ覚えで参加してしまいました。原稿をチラ見しながらやろうと思ったけれど、高座に原稿を持ち込んではいけないオキテがありました。できるところまで、しどろもどろで。猛省。
 
2回目のお稽古で、全部話し切りました。カ・イ・カ・ン。笑ってくれる人がいると、調子に乗って私も楽しくなりました。
 
毎回、寸志さんから改善点を丁寧に教えていただき、メモにしてもらえます。目線、顔の向き、手…。いろいろ覚えることはあるけれど、ちゃんとできたら、素敵!
落語、たくさん聞こう。未知の世界のワクワクが止まらない~~~~。
 

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