勉強がわりと好きな次女は、

チャレンジできそうなコンテストに
よく応募している。
高校生になった今年は、
 
過去の受賞作を少しだけ読んだけれど、
これは、レベル高すぎだ。
でも、参加することに意義がある。
苦しめー、6000字〜8000字。
大変だぞー。
 
テーマが選べるのだが、
どれなら書けそうか、
あれこれ、話しあった。
 
そして、今年のコロナで経験したばかりの
「流言蜚語」で書いてみることに。
風評、口コミ、ゴシップ、フェイクニュース、
都市伝説とキーワードはいろいろあるが、
要するに、根拠のないデマ。
 
日本で最も深刻な被害者は、
ハンセン病でしょう。
関東大震災の朝鮮人虐殺についても大事。
スマイリーキクチさんが殺人犯扱いされた件、
口伝からネットの時代となりデマ拡散は
どのように変わってきたか、
メディアはそこにどうかかわっているのか、
デマを拡散させる人の心理、
デマを信じる人の心理、
デマの標的にされた人のダメージ、
不安と差別、善意と正義・・・
 
ヒントになりそうなトピックは
こんな感じかなあ。
どこまで彼女の中で、深められるか楽しみ。
 
参考になる本を貸して、と言われて
私の本棚をごそごそと探してみた。
『世論』W.リップマン
『世論と群衆』タルド
『ザ・ソーシャル・アニマル』アロンソン
『ピープルズ・チョイス』ラザースフェルド
大学院時代に苦労して読み解いた本がたくさんあるが、
やや難解だし、高校生が読むのはどうかなあ。
どれも、古い本だし、と思ったが一応。
 
ハンセン病なら
『検証 ハンセン病史』は熊本日日新聞が書いたので読みやすいかな。

『女子アナ失格』(新潮社)ママの本もいいよ。
4章以降は、ガチなハンセン病の本。
根拠のない理不尽な差別がわかると思うよ。
 今まで一度も私の本を読もうとしなかった娘だが、おすすめした本の中では最も読みやすいと思ったようで、これを部屋にもっていった。
 
今頃、読んでいるかなあ。ドキドキ。
本には、私の高校時代の非行についても触れている。
でも、もう娘は私の全てを知っているので
ショックを受けることはないだろうと思う。
ハンセン病のことを知ろうとしてくれて、嬉しいな。



今Amazonを見たら、1300円で売っていた。
先日見た時は、8000円だったから、今お買い時。
自分で買っちゃおう。
もう手元に数冊しかないのだー。