スマイリーキクチさんにお会いしました。
1999年、突然、凶悪事件の殺人犯だというデマがネットで拡散し、それを信じた何千もの人から誹謗中傷、脅迫を受けている。家族や恋人にまで脅迫は及んだ。2009年19人が一斉摘発されたものの嫌疑不十分、起訴猶予で全員不起訴。2017年にも殺害予告から生出演を見送るなど、被害は今も続く。名を名乗らない敵との長すぎる闘いの人生。

何ら落ち度のない人に突然降りかかる理不尽。警察、検察の40名あまりの人に軽くあしらわれた。書類送検を受けて、担当した検事は、「こんな噂があるのにブログをやるのは問題」「(事件のあった)足立区出身と公表したのも問題」などと、被害者の落ち度(!?)を口にした。性犯罪の構図とも似ているー。

『突然、僕は殺人犯にされた』(2014竹書房文庫、Kindleもあり)
日記を元に、詳細に事件について書かれています。この問題は、今も変わらない問題でもあります。木村花さんの死、伊藤詩織さんへの中傷。ネットリテラシー、モラルの向上はもちろん、法律の整備、警察、検察の意識改革、被害者支援、救済のしくみが必要だと思いました。

終始スマイリーなキクチさん。戦争を生きたばあちゃんに笑顔が大事って教わったとか。

辛くて死にたいと思うことはなかった?

そんなことしたら、思うツボ。彼らは罪悪感は抱かない。達成感があるだけ。
でも、ストレスでヘソから膿がでてきたよ!
わっはっは!

深刻な話を爽やかに語るって大事。
すっかりファンになりました。

加害者を作らないための団体ができました↓
この20年の経験を社会のために。
素晴らしい取り組み。
https://interhumanright.org/represent