長期金利は低金利(価格高)のまま1年が経った。
指標となる新発10年物国債債利回りは0.8%台前半に沈んだままだ。国内では金融緩和で機関投資家の資金余剰感が強く、国債市場への資金流入が利回りの上昇(金利低下価格上昇)を押さえている。6月4日には07.90%と約9年ぶりの水準まで下げた。
◆下期も国債利回りの上昇は見込みにくく、09%前後の超低空飛行が続く可能性が大きい。投資家がリスクオフ姿勢を強める原因はギリシャにある。一時はユーロ圈からの離脱との事態に出くわし、[質への逃避]から日本国債をチョイスせざる得なかった。日米の超金融政策の応酬も利回り上昇を抑えた。
◆1月下旬にFRBは2014年終盤まで「実質金利ゼロ」政策を続けると表明。日銀は2月14日に「1%のインフレ率が見通せるまで強力な金融緩和政策を推進」として、長期国債の買い入れ額を10兆円増額した。
(rock)

○「国民皆保険」合憲に、産業界から期待と反発
◆米連邦最高裁、国民の大半に保険加入を義務づける医療保険改革法に事実上の合憲判断を示し、産業界から不満や期待の声が上がっている。
○制度の是非を巡るオバマ大統領とロムニー共和党大統領候補との対立は鮮明だ。法廷闘争は決着したが、論争は続きそうだ(11月大統領選挙)
●『約5000万人はいる無保険者を減らすことを目指す医療保険改革法は、50人以上の従業員を雇う企業に2014年から医療保険の提供を義務づけ、違反した雇用主には罰金を科す』というもの。
全米商工会議所会頭は「企業が提供する医療保険の負担を増やし、全体の医療費を増やすことになる」と懸念を表明した。一方、保険加入の義務づけで、商機の広がる保険会社は期待を膨らませる(rock)
浦安の看護師刺殺事件も無施錠だった。
●オートロックマンションの危険性、1階のエントランスがオートロックだと、それだけで安心してドアのカギをかけ忘れる人が多い。他人を疑う意識が低い上に、自分が被害に遭うということを想像出来ない人は、オートロックは万全と思ってしまう。郵便受けのカギを忘れたり、ベランダに下着を無造作に干すような女性は要注意。
▲レイプ魔はマンションに進入し、ドアをひとつずつ回して無施錠の部屋を見つけて押し入る。
●オートロックマンションは簡単に入れると。
例えば、防犯カメラに背を向けて携帯で会話するふりをし、住民が建物内に入る時に後ろ向きに入る。これだとカメラに顔を見られずに侵入出来る。
▼襲われてからでは遅いし、表沙汰になるのは氷山の一角で、ワイセツ被害のほとんどが泣き寝入りだということを知るべきだ(Ab)
VIX(恐怖)指数は、米国の株式市場の値動きの大きさを表す指標で、◆相場の急落時に急騰する。元になる株や商品の価格がなく、相場の荒れや動揺度を示す、心理的なものがベースとなる指標。VIX指数のETF(上場:=米国の先物取引所でVIXの先物取引が毎日行われ、終値をもとに毎日「円換算した指数」が計算され、翌日の日本市場で関連するETFの価格に影響する。
上場しているVIX指数は独特な動きを理解する必要がある。持ち続けると負ける確率が高いが、相場が荒れそうな時だけ持てば勝つ可能性大きい(rock)