まえがき
4年前の2015年7月23日~26日にかけて白馬岳の
大雪渓の登山を計画しました。台風が過ぎ、梅雨明けで天候
が回復の予定でしたが、天候は回復せず、大雪渓の登りは禁止
となりました。そのためコースを変更し、白馬槍温泉から
白馬三山を廻りました。
悪天候(大雨)の中、登る人はなく、下山する人がほとんど
でした。当日は鑓温泉小屋に泊りました。
天候は回復するとの情報から、翌日白馬岳に向け出発したが、
大雨は止んでいなかった。登りは順調に進んだが、白馬鑓ヶ岳
を過ぎ杓子のコルの直前で低体温症となり、道も大きな岩
(杓子のコル)に阻まれて道が解らなくなりました。ガスと大雨
で付近の状況がつかめず最悪の状態となり、命の危険を感じ
ました。へたに動くと危険なのでその場で人が来るのを待つこ
とにしました。手先が動かない中、カッパの上着を脱ぎ、ダウン
を着ました。20~30分すると岩の狭い隙間から反対方向の
登山者が出て来ました。
「助かった」と思いました。リーダーは道を教えてくれ、白馬
山荘まで2時間、「早く歩行を始めた方が良い」とのアドバイス
を受け、山荘に向け必至で歩き始めました。
体がブルブル震える中で2時間歩き続け、何とか白馬山荘に着
きました。途中で会った人は1名(パトロール)だけでした。
山荘では熱いお茶を飲み、暫くストーブにあたり、汗と雨で
びしょ濡れの着衣を着替えました。
一休みしてから、診療所で見てもらい、明日は大雪渓から
下るよう進言されました。このコースが短時間(約3時間)
で下れる為です。
翌日は一転して、快晴となり、昨日の悪天候が嘘のようです。
大雪渓を登る人はアリの行列のように続き、半そでの人もいます。
帰りは絶景を堪能しました。
以上のような経過があり、今回のコースを選びました
日程・コース
2019年9月14日(土)
深谷(埼玉県)11:00~八方バスターミナル駐車場17:00(泊)
15日(日)
八方バスターミナル5:30(乗合タクシーで4人3500円)
15分~猿倉壮6:00発~白馬尻7:00~白馬岳頂上宿舎13:00(泊)
16日(月)
白馬岳頂上宿舎4:30~杓子のコル(往復)~頂上宿舎8:30
~白馬岳山頂9:00~子蓮華山~白馬大池13:20~白馬乗鞍岳・
天狗原~栂池自然園17:00
登山コース概要
猿倉壮から栂池ロープウエイまでのルート(歩行16km)
主な地点の標高と高低差(登りの標高差1680m)
白馬岳頂上宿舎から杓子のコルまでのルート(往復3.5時間)