大型台風11号が日本海を北上した翌朝、野球ボール位の大きさの、白くて丸いものが落ちていました。

何だろうと思い見に行くと、フワフワの綿毛の塊でした。

近くに生えているアメリカオニアザミの綿毛のようです。

このアザミ、棘が鋭くて、ちょっと触れても痛いです。

咲き終わったけど、まだ、綿毛を飛ばしていない花の天辺をつまんで引っこ抜いてみました。

茶色いのが種、丸い穴は種がすっぽ抜けたところ。

手のひらに載せるとぶわーっと広がりました。

 

微風で飛散する綿毛。

綿毛はまとまることなく、一個一個がケサランパサランとなって浮遊するはずなんだけど、どうして固まってるのかなと調べると

枯れた花の残骸に、綿毛が絡まって飛散できなかったようです。

名前はアメリカオニアザミですが、原産地はヨーロッパだそうです。

繁殖力が強くて、あちこちで見かけるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青森市郊外の沢山地区。

ここは田んぼでしたが、最近は作付けをしないようです。

一面にヒメジョオンが繁茂している田んぼも。

畔ではトンボが休憩中。

近くの木でも、みな同じ姿勢・・・

尻尾を上げているのは、暑さ除けの姿勢なんだとか。

多分「アキアカネ」だと思いますが、このトンボ、暑さが苦手で山へ避暑に行くんじゃなかったかな、と八甲田山麓田代平へ探しに来てみました。

正面に見えるのは「雛岳」、左に少しだけ見えているのは「高田大岳」です。

アキアカネは・・・

いました、いっぱいいます。

ピンボケだけど、アキアカネです。

旧盆を過ぎて涼しくなってから里に下りて、田んぼなどで産卵します。

しかし、最近は山へ来ても下界と気温が変わらないような気がします。

アキアカネが、無事避暑地で過ごせますように!

夏を避暑地で過ごすなんて、なんとも羨ましい。

 

 

八甲田山麓田代平のヤナギランが満開になりました。


葉の形が柳の葉に似ていて、花がランに似ているのでヤナギランですが

蘭の仲間ではなく、アカバナ科アカバナ属の植物です。

花穂は結構長く、下から順に咲きます。

上部に見えるナイフのようなのが蕾。

花びらは4枚ですが、花の下部にはもう一枚分くらいの隙間があり、1枚落ちた?と思わせる。
雄蕊に花粉が見えるが、雌蕊はまだ4裂していない。

雄蕊が花粉を飛ばしてしおれてから雌蕊が4裂。

この付近では、8月になると「コバギボウシ」と「コオニユリ」の花畑が現れます。



山にプールのような水溜りがあります。

実はこれ、防火水槽なんです。

しかし、山の中にあるので、両生類の格好の住み家になってます。

中にいるのは、オタマジャクシだけかと思ったら、サンショウウオの子供もいます。

右側の黒っぽいのがサンショウウオで、オタマなどを餌にして成長します。

左側のオタマくらいの大きさになれば、もう食べられずに済むのかな?

既に大きくなっているオタマは、ヤマアカガエルの子供だと思いますが、ここは山の中ゆえモリアオガエルも産卵に利用します。

白い粒々が卵で、これからオタマになって水槽に落ちていきます。

サンショウウオの格好の餌食です。

とは言っても、ここに産卵にくる親がいるということは、どうにか生き残るオタマもいるということなんでしょう。

頑張れ!

ヤマアカガエルのオタマジャクシが、カエルカエルになりました。

大きさ1センチちょっとしかないので、見つけるのが大変なのに、近付くとピョンピョン逃げるので撮影に大変苦労します。

アメンボ位の体長です。

 

成長の記録

4/12 道路脇の水溜りに産み付けられていた卵。

 

4/27 エラが見えている、孵化後間もないオタマジャクシ。

 

6/12 後ろ足が出てきた。

オタマジャクシは5cmほどの大きさだと思いますが、子ガエルは1cmほど。

カエルになるころには輪郭が見えてきますが、尻尾などが身体に吸収されても、本体の大きさは輪郭のままのようです。