メギ科サンカヨウ属サンカヨウ(山荷葉)。

5月に芽吹きますが、生長が早く1日に5~10cm伸びることも。

芽吹き直後は傘をすぼめたような姿。

山荷葉の「荷」は「蓮」(ハス)のことで、山に生える蓮の葉という意味。

蓮の葉に例えられるくらいなので、大きな葉もあります。

2cm位の白い花を数個咲かせるが、開花期間が1週間位と短い上、衝撃に弱く、少しの衝撃でも花びらが散ってしまうので、花びらが全部そろっている状態の期間がとても短いです。

サンカヨウの最大の特徴は、雨に濡れると白かった花が透明になること。

ガラスの花のようです。

透明の花を見るためとはいえ、雨の中、藪に分け入るのは決心が要ります。

しかし、今回は透明度が足りなかった。

花びらの中が、水でいっぱいになるともっと透明度が上がるかも?

まだ若い雄蕊と雌蕊。

成熟した雄蕊は、両手を挙げて万歳しているような姿に。

葯でしょうか?

以前、花を摘み取って水に浸したことがありましたが、沢の水が少なくて、水が十分に行き渡らなかったためか白いままでした。

 

チャンスがあれば、ガラスの花の撮影に再チャレンジしてみたいです。