先月福寿草を撮影した海沿いの山で、色々なスプリング・エフェメラルが咲き競っています。


スプリング・エフェメラルとは、直訳すると「春のはかないもの」という意味で、雪融けの里山や森で真っ先に姿を現す短命な花のことをいい、「春の妖精」とも呼ばれます。



この春の妖精は、雪融けとともに芽を出して花を咲かせ、種を作ると地上の植物体を枯らしてしまいますが、地下茎や球根は残って来年の春まで長い眠りにつきます。





この山でよく見る春の妖精は、フクジュソウ、カタクリ、キクザキイチリンソウ(キクザキイチゲ)、アズマイチゲ、ニリンソウ、ミチノクエンゴサクなど。

福寿草とキクザキイチリンソウ(キクザキイチゲ)


カタクリ


アズマイチゲ


ミチノクエンゴサク


早いものだと、ひと月も経たないうちに地上部が消えてしまうものがありますが、夏ころまで残っているものもあります。